ROCK AX Vol.3 SUMMER SPECIALの2日目公演が7月9日、東京お台場・Zepp Tokyo で開催されWANIMAが出演。2700人のオーディエンスを熱狂の渦に叩き込んだ。
ROCK AXは今年からスタートした日本テレビの音楽イベント。第1回(1月)、第2回(4月)には各日、3バンドが出演してきたが前日(7/8)はフジファブリックとストレイテナーの対バン。最終日のこの日は7月17日(水)に待望の5thシングル「Summer Trap!!」をリリースする東京都在住熊本県出身のロックバンド:WANIMAが参加しROCK AX初のワンマン・ライブとなった。
WANIMA Photo by 瀧本JON…行秀 画像 2/7
19時05分過ぎ、会場が暗転するや怒涛の歓声とクラッピングが巻き起こる。大音量のSEが流れる中、メンバー3人が勢いよく登場。ボーカルのKENTAから『ROCK AX Vol.3!!!!WANIMAとみんな!!開催しまーす!!!!』といきなり「オドルヨル」でスタート。超高速で歌われる歌詞にもかかわらずほぼ全員が一緒に歌いダンスする。『ヤバか!!1曲めからオドルヨルになりました!!このまま行くけんね!!』と短いMCを挟んで「リベンジ」に。初っ端からの盛り上がりにKENTAも『まだ2曲しかやっとらんのに、みんなテンション上げすぎやって!』と目を丸くする。
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さらに3曲続けてアップチューンを叩き込んだあと、FUJIがドラムセットを離れ、おもむろにセンター・ステージに。そしてファンにはお馴染みの物真似で熊本のわらべ唄「あんたがたどこさ」を披露。KENTAはFUJIの独演舞台の盛り上がりに『このコーナーでWANIMAの曲、3曲削った!!』と突っ込みながら『でも、みんな休めたやろ?』とライブ再開。最新シングル「アゲイン」、サマーチューン「夏の面影」と続け『もっともっと夏を感じたい人!!新曲行きます!!』と「夏のどこかへ」に。7月17日にリリースされるシングル『Summer Trap!!』の収録曲を早くも披露。既に清涼飲料水のCMソングとして使われているとはいえ、先行配信されたばかりの新曲をオーディエンスが一緒に唄っている事に驚かされる。WANIMA Photo by 瀧本JON…行秀 画像 4/7
『もう8曲唄ったけど、まだ残り6万曲あるけん!!』と会場を笑わせ『地元の熊本を、そしてみんなを想いながら創った歌です。全力で唄うけん、暴れたりする曲じゃなかけどゆっくり聴いてください』と唄いだしたのは「りんどう」。熊本に咲く花の名前で、まだ音源化されていない新曲だ。KENTAが振り絞るように唄い上げる美しいバラード。あれほど大騒ぎしていたオーディエンスも肩を小さく左右に揺らしながらじっと聴き入る。火照った身体にじわじわと染み込ませるように。唄い終えると静かに"ありがとうございます"と告げ、再びステージは熱すぎるライブに突入。KENTAがベースを置いてハンドマイクでステージを縦横無尽に駆け回って煽っていく。場内のあちこちではクラウド・サーフが発生。最前方に向かって会場の荒波をクロールして行く姿はパンキッシュなWANIMAのライブならではの美しすぎる光景だ。WANIMA Photo by 瀧本JON…行秀 画像 5/7