m-floの☆Taku Takahashiがプロデューサーを務め、日本のアニメやマンガ、ゲーム、音楽など、日本のポップカルチャーを海外に発信する総合メディア「OTAQUEST」が現地時間3日、米・ロサンゼルスのThe Novo by Microsoftで音楽イベント「OTAQUEST LIVE」を開催した。
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7月4日から7日(現地時間)まで行われる北米最大のアニメコンベンション「Anime Expo」の前夜に行われた「OTAQUEST LIVE」は、昨年に続いて2度目となるアメリカでの開催。昨年は「Anime Expo」内のイベントとして実施したが、今回はアメリカで初の単独開催となった。公演には、CrazyBoy、HIROOMI TOSAKA、きゃりーぱみゅぱみゅ、CAPSULE、m-floの総勢5組が出演し、会場に集まった1,800人のジャパンカルチャーファンにパフォーマンスを届けた。「OTAQUEST LIVE」 画像 2/6
トップバッターを務めたのは、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのELLYによるソロプロジェクト・CrazyBoy。ライブ初披露となる新曲「PINK DIAMOND」でイベントの口火を切り、アグレッシブなラップやダンスと共に「I love you, LA! Put your hands up!!」と煽り、オーディエンスを一気に引き込んだ。「OTAQUEST LIVE」 画像 3/6
二番手には初の海外ステージとなったHIROOMI TOSAKAが登場。海外でも人気の劇場版「名探偵コナン 紺青の拳」の主題歌「BLUE SAPPHIRE」のほか、「SUPERMOON」など4曲を披露。ダンサーを率いて、EDMチューン中心で盛り上がりを煽り、観客も飛び跳ねて応えた。ステージラストの「LUXE」では楽曲フューチャリングゲストのCrazyBoyもステージに戻り共演。L.A.でのプレミアムなコラボに米国ファンも熱狂した。「OTAQUEST LIVE」 画像 4/6
抜群の海外知名度を誇るきゃりーぱみゅぱみゅは、「にんじゃりばんばん」「ファッションモンスター」「PONPONPON」といった鉄板ナンバーから最新曲「きみがいいねくれたら」など6曲を披露し、会場をひとつに。彼女が「Hello, everyboby! I'm Kyary Pamyu Pamyu! Do you know me!?」と問いかければ、フロアは「Yeah!」と返答してノリノリで“KPP”コール。きゃりーの愛らしいキャラクターが場内をハッピーなムードに包みこんだ。「OTAQUEST LIVE」 画像 5/6
続いて登場したのは、アメリカで初ライブパフォーマンスとなったCAPSULE。登場前から待ち切れないと言わんばかりの黄色い声が飛び交い、待望の初上陸に対するオーディエンスの期待度の高さが伺えた。DJの中田ヤスタカはすべての曲間をシームレスにつなげて、盛り上がりの途切れない空間を演出。「MORE! MORE! MORE!」「WORLD OF FANTASY」「FLASH BACK」など新旧の代表曲を披露した。ひときわフロアが熱くなったのは3曲目の「Hero」。宇宙空間を思わせるスペーシーなVJをバックに、鋭いビートとシンセサイザーからなる感性を刺激するエレクトロトラックと、オートチューンを多用した、こしじまとしこのキュートなボーカル。CAPSULEの真骨頂とも言えるスタイルでオーディエンスを盛り上げた。
「OTAQUEST LIVE」 画像 6/6
「OTAQUEST LIVE」のトリを飾ったのは、昨年と同じくm-flo。白いつなぎにサングラスというコスチュームでそろえた☆Taku Takahashi、VERBAL、LISAの3人は、冒頭の「come again」から大歓声で迎えられ、盛大なコール&レスポンスで場内を席巻。中盤にはデモ段階の未発表トラックを2曲もパフォーマンス。どちらもm-floの実験精神が発揮されたエッジーな楽曲だ。ほかにも「EKTO」「STRSTRK」「No Question 〜TOKYO RAINBOW PRIDE REMIX〜」といった新曲群も、3人の阿吽の呼吸で魅せた。デビュー20年のキャリアを詰め込み、ユニットのさまざまな側面を見せた約30分のアクトで、L.A.の会場をホームに変えてみせた。
