2019.07.01 公開
GLAY、初の韓国公演で25年間待ち続けたファンへ「사랑해요(愛してる)!」

Photo by 田辺佳子  画像 1/6

HISASHIが突然「緊張して上手く話せないな、こんな時にチャミスル(韓国焼酎)があったらなぁ・・。참이슬 주세요(チャミスル下さい).」と呟くと、なんとスタッフからチャミスルのボトルが手渡されるという一幕も。まさかの出来事にHISASHIも応えるべく、「잘 먹겠습니다(いただきます).」とボトルを一気飲み。「ここ(食道)がアツい!」と叫ぶと共に、曲冒頭のTERUのロングシャウトが印象的な『FATSOUNDS』へ。チャミスルの影響なのか、いつも以上に激しくステージ上を動き回るHISASHI。重たいサウンドが心地良い激しいロックナンバーに、会場は一気にロックモードとなった。TAKUROによるギターソロから始まる『Missing You』ではスリリングなサウンドで圧倒し、続く『Winter, again』では対照的に、ぐっと冬の世界へ引き込む。イントロから会場中がハモる様子は、韓国公演ならではの光景であった。SEを経て冬から一変、『summer FM』で爽やかな夏のムードに満たされる。曲中にはTERUが指ハートを作る場面もあり、韓国の音楽文化に興味を持っているだけあって、流行も取り入れた気遣いに、会場は歓喜の声で溢れた。

GLAY、初の韓国公演で25年間待ち続けたファンへ「사랑해요(愛してる)!」Photo by 田辺佳子  画像 4/6
続く『YOUR SONG』はスペシャルオリンピックス日本公式応援ソングであり、TERUが「国境や全てを超えて楽しめる曲」を目指して書いた曲とだけあり、会場全体が身体を揺らす姿が印象的であった。GLAY流応援歌と言わんばかりのアップテンポなメロディで盛り上げると、爽やかで疾走感溢れる楽曲『愁いのPrisoner』、対照的に情熱的な『サバイバル』と立て続けに披露。ライブ定番曲『SHUTTER SPEEDSのテーマ』では、JIROがベース音と韓国語で会場を煽る。曲終わりでは、TERUが左手を突き上げ、マイク無しの地声で「彼女の”Modern...”!」と曲紹介を行うと、会場のボルテージは最大級に。TERUの「夢見ていこうぜ!」の一言から始まった『BEAUTIFUL DREAMER』では、歌詞に込められた思いが、多くの観客の心を響かせ、突き抜けるようなビートとともに本編を締めくくった。

GLAY、初の韓国公演で25年間待ち続けたファンへ「사랑해요(愛してる)!」Photo by 田辺佳子  画像 5/6

ステージを後にしたメンバーに向け、韓国ならではのリズムで「アンコール」が響き渡る中、メンバーが再びステージへ。アンコール1曲目で披露されたのは、名曲中の名曲『HOWEVER』。会場では、韓国のファンが有志で用意した「来てくれてありがとう」の紙が配られており、サプライズで会場中が掲げている。TERUのギターシーンに合わせて、会場だけで合唱する場面もあり、会場が温かい雰囲気に包まれる中、最後の1節を「やわらかな風が吹く 韓国で」と替えて歌い、観客を沸かせた。
次いで7月2日(火)に発売を控えている57枚目のシングル「G4・V -Democracy 2019-」に収録される新曲『JUST FINE』を披露すると、発売前の楽曲とは思えないほどの盛り上がりを見せ、韓国での公演を待ち望んでいた様子が伺えた。『HIGHCOMMUNICATIONS』では、ヘビーなギターリフで一体感を生み出し、最後は疾走感溢れるアップテンポが心地良い『XYZ』で会場を熱く揺らす。TERUが「또 봐요(また会いましょう). 사랑해요(愛してる). 고마워요(ありがとうございます).사랑해요(愛してる)!」と韓国語で何度も何度も感謝の気持ちを伝え、終演を迎えた。

平成時代の音楽チャートをにぎわせてきた楽曲の数々を、TERUの伸びのある歌声と盤石のバンドサウンドで立て続けに披露する、大変貴重な公演となった。

GLAY、初の韓国公演で25年間待ち続けたファンへ「사랑해요(愛してる)!」Photo by 岡田貴之  画像 6/6
■■ライブ情報
◼【タイトル】「G4・V Special Live Democracy 25th in Zepp Divercity “ふつうのGLAY”」
・公演スケジュール
8/13(火)、8/14(水)
・会場:東京・Zepp DiverCity Tokyo
7月2日(火)発売の『G4・Ⅴ-Democracy 2019-』に封入される応募券にて、応募当選した人のみがチケットを購入できるプレミアムライブとなります。

■【タイトル】「GLAY ARENA TOUR 2019-2020 DEMOCRACY 25th HOTEL GLAY
・公演スケジュール
2019年
11/9(土)サンドーム福井
11/16(土)大阪城ホール
11/17(日)大阪城ホール
11/23(土)埼玉・さいたまスーパーアリーナ
11/24(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ
11/30(土)北海道立総合体育センター 北海きたえーる
12/1(日)北海道立総合体育センター 北海きたえーる
12/7(土)宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ
12/8(日)宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ
12/14(土)マリンメッセ福岡
12/15(日)マリンメッセ福岡
12/21(土)兵庫・神戸ワールド記念ホール
12/22(日)兵庫・神戸ワールド記念ホール

2020年
1/18(土)三重県営サンアリーナ
1/19(日)三重県営サンアリーナ
1/25(土)神奈川・横浜アリーナ
1/26(日)神奈川・横浜アリーナ

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