2019.06.24 公開
両手を上げ曲に合わせてクラップする会場。曲の途中では無数の銀テープが空中に弧を描き、国際フォーラムにキラキラと
眩い光を降らせた。昨日に続き佐藤善雄を呼び込む。
写真:KAORU SATO 画像 26/28
村上が「これもゴスペラーズのひとつの形だと思ってます」とラッツ&スターの「ハリケーン」を6人でパフォーマンス。5色の大きな風船が客席に現れ、観客の上を行き来する。曲の途中、ベースヴォーカルの決め台詞は、1番が佐藤、2番を佐藤と北山が担当したが、北山は佐藤の隣に寄り添い、佐藤のマイクで一緒に決め台詞を放った。
ステージが闇に沈む。その中で、スポットライトが捉えたのは、ステージ左端に移動した佐藤善雄だった。
ステージ中央に並んでいたゴスペラーズが、佐藤の方に向き直るのが見える。
「1993年.都内のあるライブハウスで、僕は聞いたことのないアカペラ曲に出逢いました」……と語り始めた佐藤。
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