2019.06.24 公開
ブレイクするまで一貫してぶれなかったのは、中西を含む、先駆者の背中があったからだろう。多くの先駆者が、
今なお現役で音楽を続けていることも、ゴスペラーズにとっては心強いはずだ。「歌うのは20年ぶりくらい」(中西)という
「WITH」を6人で歌う。まだブレイク前のゴスペラーズが、コーラスを担当した中西のオリジナルナンバーだ。
続けて、中西がゴスペラーズに提供した楽曲「I LOVE YOU,BABY」へ。写真:Toshikazu Oguruma 画像 23/28
この曲での中西と黒沢のハイトーンでのハモりのクオリティーは、言葉を失うほどだった。ビブラートもフェイクもなく、ただただ強く、同じ幅で伸びていく2人の声。音楽が共鳴していると思った。
前日に引き続きTOKUを呼び込み、ゴスペラーズのステージがスタート。デビュー10周年記念シングル「ミモザ」を歌った後、
5周年の頃を振り返る。「1999年、我々は結構オラオラしてました」(村上)、安岡が金髪になったと笑いを誘った後、
「ボリュームたっぷりの“ゴスフェス”も灼熱の後半戦です」と「熱帯夜」へ。ハイトーンや曲のブレイクに合わせて、
何度もスモークが噴射された。「エブリバディ! 大きな声で叫べー!」という村上のシャウトから、「1, 2, 3 for 5」へ。
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