2019.06.17 公開
サザンオールスターズ、全国11箇所をめぐり55万人を動員した超巨大ツアーが東京ドーム最終公演にて終幕!

サザンオールスターズ  画像 1/3

昨年の6月25日にデビュー40周年を迎え、8月1日にはプレミアムアルバム「海のOh, Yeah!!」が大ヒットを記録、同じく8月には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」に出演、13年ぶりの野外フェス出演が大きな話題に。さらに年末には35年ぶりにNHKホールで紅白歌合戦に出演、伝説のパフォーマンスを繰り広げ、日本中を興奮の渦に巻き込むなど、第一線を走り続けて40年というまさに“国民的ロックバンド”と呼ばれるにふさわしい活躍をメモリアルイヤーも展開してきたサザンオールスターズ。そのサザンの40周年イヤーが、東京ドーム2daysでついに完結を迎えた。

今回のツアーは、全国6大ドームを含む全11箇所22公演という巨大ツアー。サザンのドームツアーは、今までに5大ドームを含むツアーを2回(2005年、2015年)、4大ドームを含むツアーを1回(1999年※当時は札幌ドームが存在しなかった)、それぞれ行ってきているが、6大ドームというのは今回が初めて。全国で55万人もの観客を動員するという、長い歴史の中でも最大のツアーであった。

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ついにツアーファイナルを迎える東京ドームは開演前から異様なまでの、興奮の空気に包まれた。客電が落ち、1曲目の「東京VICTORY」のイントロが流れ始めるとともにステージを囲んでいた幕にメンバー5人のシルエットが投映されると、割れんばかりの手拍子が会場を包み込む。そしてリズムインとともに、幕が振り落とされ、ついにメンバーが姿を現す。バンド音をかき消すほどの歓声に東京ドームが揺れた。
続いて披露されたのは昨年発表された「壮年JUMP」。“全国巡り 今日は千秋楽 お越し下さいまして ありがとう みんなの笑顔に逢いたくて 東京ドームへ 帰って来た”と替え歌で観客への感謝の気持ちを表わすと、場内はさらにヒートアップ。序盤から、50000人が一体となり、東京ドームは歓喜の空間となった。

その他演奏曲は、同じく昨年発表された「闘うたちへ愛を込めて」から、「勝手にシンドバッド」や、「思い過ごしも恋のうち」などデビュー当時の楽曲、また平成元年に発表された「女神達への情歌 (報道されないYの彼方へ)」といった久々に披露される曲まで、実に36曲。演奏時間は約3時間半にも及んだ。昭和~平成そして令和時代へと、40年もの長きにわたり第一線を走り続けているバンドの重みと深みを感じさせるステージであった。

最後に歌われたのは「旅姿四十周年」。“東京ドームで また逢おうね みんな元気で さようならを 東京ドームで また逢おうね みんな元気で ありがとうね”と締めくくり、ファンとの再会を誓い、感動的なステージの幕が下りた。

3月30日から始まったこのツアーだが、一カ所目の宮城公演が終わった翌日には、新たな元号が発表され、ツアーの最中に令和へと突入するという、まさに「時代をまたいだ」今回のツアー。
そんなツアーの大きなハイライトのひとつは、まだどこにも発表されていない新曲が各地で演奏されたこと。「ツアーでお客さんとともに熟成させていく曲」と語られながら全国で演奏された最新曲。時代をまたいで完成する新時代初の新曲を披露することで、40年の年月を経てなお現在進行形で未来へと向かっているサザンオールスターズの姿勢を改めて示した形となった。
この曲について桑田佳祐は「今後レコーディングして、何等かの形で発表することになります」と語った。いつどんな形で世に出るのか、大いに期待されるところである。

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・WOWOWでの放送が決定
この東京ドームのライブの模様は、WOWOWで8月に放送されることが決定した。放送日時等の詳細は改めて後日発表されるので、こちらもお楽しみに。

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