2019.06.15 公開
【ライブレポート】さくらしめじ、高3にてハイレベルな‟ミクスチャー・フォーク”を聞かせる5周年ライブ実施!マイナビBLITZ赤坂でのワンマンライブも発表

さくらしめじ Photo by 鈴木友莉  画像 1/10

2019年6月14日、現役高校生フォークデュオのさくらしめじが、結成5周年記念ライブ『しめたん-さくらしめじが生まれた日』(東京・渋谷区)を行い、満員の客席は終始大きな熱気に包まれた。

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【ライブレポート】さくらしめじ、高3にてハイレベルな‟ミクスチャー・フォーク”を聞かせる5周年ライブ実施!マイナビBLITZ赤坂でのワンマンライブも発表さくらしめじ Photo by 鈴木友莉  画像 2/10

さくらしめじは高田彪我(たかだひょうが)・田中雅功(たなかがく)のふたりからなる高校生デュオ。
アコースティックギターによる弾き語りから、現在ではロックやバンドサウンドなど幅広い音楽性へと幅を広げ、既存の“フォークデュオ”概念に留まらない新たなスタイルで活動し、注目を集め続けている。
これまでの活動において、シンガーソングライターのコレサワや、Every Little Thingの伊藤一朗らとのコラボを実施してきたほか、ワンマンライブでは今年5月に2年連続となる日比谷野外音楽堂(通称・野音)でのライブをはじめ、TOKYO DOME CITY HALL、中野サンプラザなど様々な場所でライブを成功させている。

この日のライブは、フォークをベースに、バンド・バラード・ロックなど様々な要素をミクスチャーして進化した‟さくらしめじ”ならではの音楽性を楽しめるとともに、ギターやハーモニーの演奏力・表現力、5年という月日が作り上げた絶妙グルーヴ感、そこから生み出される心地良い音と空間が凝縮されており、高校3年生とは思えないハイレベルなライブを見せてくれた。
また‟サプライズ”というライブタイトル通り、告知やライブ中の演出にも様々なサプライズが仕込まれ、マイナビBLITZ赤坂での2部制ワンマンライブ実施なども発表された。

 

【ライブレポート】さくらしめじ、高3にてハイレベルな‟ミクスチャー・フォーク”を聞かせる5周年ライブ実施!マイナビBLITZ赤坂でのワンマンライブも発表さくらしめじ Photo by 鈴木友莉  画像 3/10

冒頭、ギターをかき鳴らす2人がステージに登場したかと思いきや、突然「サプライズですよ〜」「こっちこっち!」と2人の声が会場に響くと、2階にスポットライトが当たりさくらしめじの2人が登場。実はステージでギターをかき鳴らす2人はダミー。

さくらしめじ5周年でございます”と手書きの文字が書かれ、‟ハッピーボーイ“がテーマだというド派手な赤い衣装を身にまとった2人は、サプライズの興奮冷めやらぬ会場に向けて、タオルを回して盛上るハイテンション曲『Bun!Bun!BuuuN!』でライブをスタートさせた。
観客も飛び跳ねたり、身体を揺らしたりしながら大いに盛り上がり、スタート直後ながら会場のボルテージはトップギアで急上昇。

歌い終えると、挨拶と共に最初に登場した2人のダミーのサプライズについて触れる2人。
雅功は「僕らだと思った人!」と会場に尋ね、それに対してたくさんの手が上がると「まだまだだな…」といたずらそうな笑顔でニヤリ。


【ライブレポート】さくらしめじ、高3にてハイレベルな‟ミクスチャー・フォーク”を聞かせる5周年ライブ実施!マイナビBLITZ赤坂でのワンマンライブも発表さくらしめじ Photo by 鈴木友莉  画像 4/10
そして「どんどんブチかまして行きます!」と、この日のライブのテーマである‟サプライズ”を立て続けに行っていき、5月に行われた日比谷野外音楽堂でのライブが7月5日に音源のリリースについての告知が行われた。

自身初となるライブの音源化との事で、「これから先もずっとずっとみなさんと一緒に、笑顔の輪を、もっともっと広げていきたいと思っていますのでよろしくお願います!…以上、さくらしめじでした!」と終わりの挨拶をして場を締め、ステージから立ち去る2人にどよめく会場。

しかしその直後に「ウソだよ〜!トランスしようぜ〜!」とギターを手にステージへ小走りで戻る2人。ライブが始まって間もなく、たくさんの‟サプライズ"を重ねる2人に翻弄されつつも、始まったのは『ねこの16ビート』。

元々ハードビートの曲ではあるが、成長した2人によって演奏・ボーカルともに骨太さが増し、よりハードロックなサウンドへと進化。

また曲中、彪我は歌詞の内容を引き合いに出し「まだ‟ねこにゃんにゃん”してない、‟ねこにゃんにゃん”、もっと‟ねこにゃんにゃん”してよねー!」とかわいらしい単語を口にしつつも、力強く会場を挑発するように煽るほか、サビのネコの手を真似たかわいらしいダンスも、サウンドが太くなった分、可愛さとカッコよさのギャップがより際立ち、さくらしめじならではの世界観と魅力を持った曲となっていた。

続けて、ラテンエッセンスを織り交ぜられつつ、激しいギターとベースによるミクスチャーロックサウンドで激しく聴かせる『いーでぃーえむ』。
雅功は会場へ手拍子や振りなどを促し、良いリアクションの観客へ、満面の笑みで両手のサムズアップを見せるなど、客席とコミュニケーションを楽しむ姿を見せる。
この曲に限らず雅功は、終始客席をくまなく見まわし会場を盛り上げていたが、こうして観客が漏れなく盛り上がれる空間を作り上げる力は高校生離れしており、これも5周年という月日で養われたものだろう。

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さくらしめじオフィシャルホームページ
http://sakurashimeji.com/

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