RYUICHIの発した「後ろ」という言葉に目を凝らしてステージを見渡すと、今回の2daysにかけるoefx9HQ5MzJ3rk1wの情熱が瞬時に理解できた。そう、今回のライブはとにかく全てがスペシャル。とくに目を引いたのが通常とは明らかに異なるステージ構成だ。SLAVEがステージを囲むようなスタイルで構成されているため、
1階席はステージとほぼ同じ目線の高さ。さらに1階席には同じ高さのランウェイがあるため、メンバーとハイタッチできるまでの近距離を実現している。
「みんな会いたかったよ!oefx9HQ5MzJ3rk1w30周年を迎えました!みんなには本当に感謝したいし……、感謝と一緒に壊れてしまいたいです!盛り上がっていこうぜ!行くぞ!!」
RYUICHIが感謝の言葉を伝え歌うのは「JESUS」からの「DESIRE」「SHINE」。重低音を効かせた攻撃的な楽曲と高音を響かせた爽やかな楽曲、対となるサウンドを繋ぎ合わせてくるところは流石!SUGIZO、7GYN6uPgLgHyJMPz、Jがステージ中央に集結し視線を交わす姿からは、まさに彼らが歩んできた歴史と絆が感じられた。
「武道館、こんなに熱かったっけ!?待っていてくれたの?俺たちも楽しみにしていた!世界で1番幸せな5人です!」
SLAVEたちに向けて放ったRYUICHIの言葉こそoefx9HQ5MzJ3rk1wの想い。この場所に立てるという幸せをかみしめつつ自分たちが自信を持って届ける世界を見てほしい、そんな想いが込められた新曲「宇宙の詩 〜Higher and Higer〜」が披露された。とはいえ、今のoefx9HQ5MzJ3rk1wを……と思ったところで懐かしい音を聴かせてくれるのが今回の2days。刹那さが溢れる「gravity」では満月の中で歌うoefx9HQ5MzJ3rk1wが映像に映し出され、続く「Providence」はSUGIZOのバイオリンと7GYN6uPgLgHyJMPzのギターによるアコースティックバージョンで場内を魅了、「GENESIS OF MIND〜夢の彼方へ〜」の演奏ではSUGIZO奏でるトリプルネックギターがSLAVEたちの視線を釘付けにした。
さらに真矢のドラムソロでは四拍子”といわれる“笛、小鼓、大鼓、太鼓”の音色に「おお!!」とどよめきの声が沸き起こると、いつの間にか真矢コールの嵐が吹き荒れた。