2019.05.16 公開
約2年ぶりにリリースされたオリジナルアルバム『STARTING OVER』を携え、2018年12月から4カ月にわたり、全22公演のツアーを展開した高橋 優。その中から3月3日に行われた横浜アリーナ公演の模様をWOWOWで放送する。
オープニング映像を経て、照明が高橋 優を照らし出すと、スラップ奏法から始まる力強いロックナンバー「ルポルタージュ」でライブはスタート。序盤から攻める高橋に観客も熱気で応える。
「『STARTING OVER』とは“再出発”という意味。最初に抱いた憧れ、夢を忘れず、そこに向かって何度でも歩み始めることが出来るはず」と高橋は話す。そんな思いで制作したアルバムと同様に、今ツアーも同じタイトルを冠したと言う。
「明日が楽しみでしょうがなくなるような時間をみんなと過ごしたい。最高に熱い夜にしようぜ横浜ー!」と叫ぶと、ワクワクしたり感動する気持ちを音楽にした「美しい鳥」、社会や大人に対する思いを綴った歌詞が印象的な「aquarium」、“何度でもまた歩き出そう!”と、まさに再出発を歌う表題曲「STARTING OVER」などを披露。
“目が笑ってないとよく言われる”というMCのあとに歌った「いいひと」では、曲中に真顔になり笑いを誘う場面も。映画「まく子」主題歌である「若気の至り」や「非凡の花束」を届け、へこたれた丸い背中を押してくれる「プライド」は、冒頭から“君ではダメだと言われてしまったか?”など問いかけのフレーズがガツンと心を揺さぶり、観客はじっくり噛みしめるように聴き入っていた。
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