2019.04.03 公開
NCT 127、初の全国ツアー7都市14公演を完走!さいたまスーパーアリーナにて大熱狂のツアーファイナル!

写真:田中聖太郎写真事務所  画像 1/15

そんな中、本編最後のMC。メンバーはツアー中の想い出を語ったり、観客からホールツアーに参加できなかったヘチャンに「おかえり」という声が上がったり、和やかな雰囲気で進む。しかしテイルが「楽しい時間はあっという間」と残念がったように、ライブも残すところあとわずか。韓国での最新活動曲となる「Simon Says」に、彼らのデビュー曲である「Fire Truck」を続けて本編を締める。この2曲は活動していたときとほぼおなじ振り付けで披露。そのことでNCT 127がデビュー当時から貫いているもの、そして変化してきているものが浮き彫りとなり、時代の風をキャッチしながらも、独自のスタイルを持つ彼らのカッコよさの真髄を見た気がした。

NCT 127、初の全国ツアー7都市14公演を完走!さいたまスーパーアリーナにて大熱狂のツアーファイナル!写真:田中聖太郎写真事務所  画像 13/15

アンコールは4月17日にリリースされる日本でのファーストフルアルバム『Awaken』からの新曲「Wakey-Wakey」から。正面の大型ビジョンが左右二つに割れると、その間から縦一列に並んだメンバーが姿を見せる。MV撮影の際に実際に着ていた全身黒にチェーンを身体に巻きつけたセクシーな衣装をまとい、パワフルでインパクトのあるパフォーマンスを繰り出す。間奏になるとメインステージから隊列を組んで、紗幕に覆われたセンターステージへ移動。メインステージからはリズムに合わせてレーザー光線が放たれ、紗幕に映る映像と光線が美しいコントラストをつくる中で、メンバーは傾斜して回転するステージの上で力強いダンスを続ける。MVの映像もカッコよかったが、このライブでのパフォーマンスは格別だった。歌い終えると、ジャニーが大きな声で「アンコール、ホントにありがとうございます」と感謝を伝える。新曲の反応が気になるテヨンは「今回、さいたまで初めてお見せしましたが、いかがでしたか?」と質問。観客からは大きな歓声が上がり、メンバーは皆、安心したような笑顔を見せる。さらにユウタはアルバム内容に触れ「このアルバムのために、新曲も6曲、メンバーと一緒に頑張って作ったので、皆さんぜひ期待して欲しいなと思います」とアピールした。

MV撮影の裏話をしたり、テヨンのボイスパーカッションでダンスをして見せたりしながら、メンバーはその間に交代でツアーTシャツに着替え。ラフなスタイルになると、「Welcome To My Playground」、「Summer 127」と続けて歌いながら、トロッコに乗り込んで会場を巡る。目の前の観客とコミュニケーションを取ったり、サインボールを客席に投げ込んだり、メンバー同士で絡み合ったりもして、その一挙一動に観客は熱狂。メンバーも喜びを露わにしてくれる観客たちにたくさんの笑顔を向けていた。

NCT 127、初の全国ツアー7都市14公演を完走!さいたまスーパーアリーナにて大熱狂のツアーファイナル!写真:田中聖太郎写真事務所  画像 14/15

再びステージに戻り、この日最後となるMCへ。だがテイルが「最終日だから写真を撮りましょうか」と言うと、突然、「TOUCH」の音源が会場に流れだす。メンバーが驚いていると、観客が一斉に“We'll always Wait for you in NEO CITY : JAPAN”と書かれたプラカードを掲げ、「TOUCH」を大合唱。その歌声に耳を傾け、感動するメンバーたち。マークは「皆さんいつこんなのを準備したんですか」と驚きと喜びを口にし、ドヨンは目頭を抑えて必死に涙を堪え、テヨンは「心からありがとうございます、という言葉しか伝えられないですが、ありがとうございます」と言って頭を下げた。その後、写真を撮り、一人ずつこの日の感想を話して行く。「本当にとってもとっても幸せでした。次も幸せな瞬間でご一緒できると嬉しいです」(ヘチャン)、「僕たちのために(サプライズ)イベントもしてくださって、楽しい思い出も作ってくださってありがとうございます」(ジョンウ)などと、総じて皆、支えてくれたスタッフやメンバー、そして何より応援してくれたファンたちへ感謝の言葉を伝えた。またドヨンは「特にユウタお兄さん、ありがとうございます」と、唯一の日本人メンバーとしてツアー中、チームを支えたユウタにねぎらいの言葉をかけた。

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そんなツアーのラストを飾ったのは「0 Mile」。メンバーはステージの隅から隅まで走りまわり、観客と一緒に人差し指を立てて回す振りをしながら、最後の瞬間まで楽しみ尽くす。歌い終えると、再びステージの隅から隅まで巡って挨拶。何度も感謝する姿を見せ、最後はリーダーらしくテヨンがオフマイクで「ありがとう!」と叫んで、メンバーはステージをあとにした。だがそこから自然と観客が「TOUCH」を歌い出す。終了のアナウンスがされてもその歌声は止むことはなく、今回のツアーの最後の最後は観客の歌で締めくくられるという最高の形で幕を閉じた。

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