辺りはすっかり暗くなり、周囲の森や桜が様々な色に染まり、幻想的な世界に覆われていた。そして再び紗幕に映像が流れた後、「おしゃかカワイイ」と名付けた和装テイストを取り入れた薄ピンクの衣装に着替え、パステルカラーの觔斗雲に乗ったきゃりーが登場。すると冒頭アカペラで「にんじゃりばんばん」を歌い始め、誰もが知る自身の代表曲を今までと違うアプローチで披露した。そして「出雲大社に流れる空気があまりにも良すぎて、ライブをしながら何度か泣きそうになってしまいました」と今日の特別なライブに想いを寄せながら、「演歌ナトリウム」では振付をレクチャーしファンとの一体感を楽しんでいた。その後、「インベーダーインベーダー」「ファッションモンスター」といったアップテンポの大ヒット曲でライブはクライマックスに。紗幕にはきゃりーの音楽のチカラによって解き放たれた「音龍」が山々の上空を飛び回る姿が映し出され、ついに本編最後には今回のライブのテーマソングでもある「音ノ国」が披露された。音姫きゃりーによって人々は音楽を思い出し、平和な“音ノ国”を取り戻して、物語は大円団を迎えた。
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そしてアンコールでは、先日SNSを題材にした読売テレビ・日本テレビ系ドラマ「向かいのバズる家族」(4月4日スタート・毎週木曜日23:59〜24:54/主演:内田理央)の主題歌に決定したことが発表されたばかりの新曲「きみがいいねくれたら」(5月配信リリース予定)が初披露された。自身初めてというダンサーと2人きりの編成で、ドラマからインスパイアされたSNSをテーマにしたポップチューンに「自分史上、一番難しかった」というダンスを乗せながら、見事に歌い切っていた。
出雲大社という格式のある特別な空間で、みごとにオリジナリティのある”音ノ国”を表現したきゃりーぱみゅぱみゅ。2020年のオリンピックイヤーに向けて日本文化が注目される中、「出雲阿国」さながらにきゃりーぱみゅぱみゅの伝統と革新を融合させた独自の表現がますます世界に伝播していくことを期待させられる一夜だった。
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なお「音ノ国ツアー2019」の第2弾は、「南座新開場記念 京都ミライマツリ2019」の一環として、平成最後の日である4月30日に京都・南座で歌舞伎とコラボした1日限りのスペシャルライブ「きゃりーかぶきかぶき」が実施される。歌舞伎の創始者「出雲阿国」の“生まれ変わり”きゃりーぱみゅぱみゅが、歌舞伎とコラボをするという、何ともドラマチックな展開である。今度はどんな伝統と革新を融合したステージを見せてくれるのか。きゃりーぱみゅぱみゅの進化は止まらない。
《新曲情報》
2019年5月配信リリース予定
「きみがいいねくれたら」(作詞・作曲 中田ヤスタカ)
読売テレビ・日本テレビ系ドラマ「向かいのバズる家族」主題歌
(4月4日スタート・毎週木曜日23:59〜24:54/主演:内田理央)
