3月29日(金)全国TBS系にて深夜24時20分から『小田和正音楽特番「風のようにうたが流れていた」』を放送する。今回、番組の収録は小田の出身校である聖光学院(神奈川県横浜市)で行われた。
これまでTBSで放送してきた小田の音楽番組では初登場となる杏や矢野顕子をはじめ、11名の豪華ゲストアーティストたちと春の訪れを感じさせるようなライブを開催した。
「どうも~!」と柔らかな笑顔の小田が会場に姿を現すと、客席から温かな拍手が。ステージ上に用意されたグランドピアノの前に立った小田が「みなさん、きっと喜んでくれると思います。私もとってもうれしいです。矢野顕子さんがニューヨークから来てくれました!」とゲストアーティストの矢野を呼び込むと客席からどよめきが!
矢野と小田の付き合いは長く、矢野はオフコースの楽曲をカバーしたことも。小田が「ちょっと弾いて」とリクエストすると、矢野はオフコースの「Yes-No」を即興で披露。会場内が一瞬で矢野のピアノと声に魅了され、
小田はかつて矢野が弾く「Yes-No」を聞いた時、「こんなYes-Noがあるのか?」と驚いたというエピソードを話した。そして、「あっこちゃんとの会話のひとつひとつが楽しい」「また何か一緒にやろうね」と言い、矢野の楽曲である「David」などを披露した。
続いて登場した杏は、小田のリクエストで松田聖子の「SWEET MEMORIES」を和田唱(TRICERATOPS)、小田のギター伴奏で歌った。学生時代に聖歌隊に入っていた経験がある杏は「ちょっと緊張しています」と言いながらも
「家事をしながら音楽を聴いていたら、お鍋がピカピカになりました」と笑わせる。小田が「ちょっと変わった歌をうたう人をみつけた」という杏は、女優やナレーションといった声の仕事でも活躍中だが、歌い手としての魅力も素晴らしく会場内の空気を第一声で自分色に染めた。