2019.02.11 公開
オメでたい頭でなにより、初の全国ワンマンツアーがスタート!ツアー初日ライブレポートが到着!

photo by ゆうと。  画像 1/12

1月に1stフルアルバム「オメでたい頭でなにより1」を発売し、それにともない初の全国ワンマンツアー【オメでたい頭でなにより"1"マンツアー 〜今 いくね くるね〜】を2月9日(土)の千葉LOOKからスタートさせたオメでたい頭でなにより

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今回、雪が降る中で開催されたツアー初日の千葉LOOK公演のライブレポートが到着した。


<オフィシャルライブレポート>
オメでたい頭でなによりにとって初となる全国ワンマンツアーが、2月9日に千葉LOOKで初日を迎えた。この日の天候は雪であったが、白く彩られていく街の風景を眺めていると自ずとテンションも上がる。会場に到着すると、たくさんの観客がワクワクした様子の表情を浮かべていた。ソールドアウトしたチケットを幸運にも手に入れた人々が仲良くひしめき合っているフロアのムードは実に和やか。そして、ライブをゆっくり楽しみたい人のために全会場で用意されているエリア、通称“デリケートゾーン”が異彩を放っていた。公演によっては子供連れの観客のための“大五郎シート”も用意されるらしい。“大五郎シート”は、息子の大五郎を連れながらさすらいの旅に出る侍を描いた『子連れ狼』が名称の由来なのだろう。幅広い層が楽しめるための工夫を凝らしつつ、ネーミングにも遊び心を発揮するところに、このバンドならではのセンスの良さを改めて強く感じた。

開演前に流れていたのは、ラジオの深夜放送テイストの『オールナイト会場』。軽妙なトークが観客を爆笑させたひと時を経て迎えた開演。ミト充(Dr)、mao(Ba)、324(Gt)、ぽにきんぐだむ(Gt & Vo)が現れる毎に熱い歓声が起こった。そして、オリジナルグッズのタオルを広げて赤飯(Vo)も登場。ついにライブがスタートした。今後もツアーは続くのでネタバレとなる詳述は極力避けるが、先月リリースされた1stフルアルバム『オメでたい頭でなにより1』の収録曲はもちろん、代表曲の数々も織り交ぜたセットリストは、濃厚極まりなかった。メンバー各々の確かな演奏スキルに裏打ちされた爆発的なサウンド、多彩な声色と歌唱法を絶妙に絡み合わせる赤飯&ぽにきんぐだむによる黄金のコンビネーションが炸裂したことにより、フロアは瞬く間に興奮状態に包まれた。しかし、たくさんの笑顔がきらめいていた風景は平和そのもの。“思いやりをぶつけ合う”ということをモットーとしているオメでたい頭でなによりのライブならではの空間が、序盤の時点で既に生まれていた。

オメでたい頭でなにより、初の全国ワンマンツアーがスタート!ツアー初日ライブレポートが到着!photo by ゆうと。  画像 2/12

「思惑通りにいってない曲があるんです。アルバムが出てすぐにいろんな企業さんからオファーが来ると思ってたんですけど。由々しき事態ですね」と、途中のMCでぼやいていた赤飯。『オメでたい頭でなにより1』に収録された「鯛アップ」は、企業タイアップに柔軟に対応できるバンドであることを思いっきりアピールしている曲なのだが、今のところ目立った反応は得られていないらしい。しかし、彼らはこの状況を打開するために、“勝手にご当地タイアップ企画”を用意してツアーに臨んでいた。このプロジェクトは、ツアーで訪れる各地のネタを盛り込んだ「鯛アップ(ご当地Ver.)」のCDを、全12公演毎に制作して販売することを主旨としている。作詞はメンバー全員が交代で担当。324が作詞を手がけた千葉バージョンのCDは、なんと開演前に売り切れたらしい。「買いたかったー!」という観客の声が上がる中、「原曲と千葉バージョン、どっちを聴きたい? 欲張りなやつらやなあ~。両方やっちゃうぞ!」と赤飯が言って披露されたこの2曲の盛り上がりは、とにかくすごかった。山や離島を除くと日本で一番早く初日の出を拝むことができる犬吠崎からの帰り道のしんどさ、犬の形に似ていると言われている千葉の富津岬が想起させるもの、北海道の節分でまくのは大豆ではなくて落花生(落花生は千葉の特産物。北海道は324の出身地)……などなど、千葉県民の笑いのツボを突く粋なネタは、地元の観客にとって最高のプレゼントだったはずだ。今後、各地でどのような「鯛アップ(ご当地Ver.)」が披露されるのだろうか? 期待が大いに高まる。

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