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「今まで“やらなあかん”と思いながらも避けてた部分があって。それが作詞。オメでたを始める時に“笑うてくれたらいいや”と。もともと笑かすのが好きやし、他人を笑かすのが一番かっこいいと信じてやってます。だけど、“あのふざけたバンドでしょ?”って言われることが多くて悔しかった。だから俺、今回、ほんまにちゃんと作詞の勉強をして、しっかりみんなにメッセージを伝えようと思って作りました」――アルバム制作に向かう過程で抱いた想いに触れつつ、このバンドの活動の核を語った赤飯のMCは、とても印象的だった。「これからもみんなと一緒に成長していきたい。この世は立ち止まってるといろんな不幸が降り注いでくるから、自分で決めて自分でどうするか考えて前に進まないと幸せはやってこないから。幸せの尺度は個人差があるから、俺らが君たちを確実に幸せにするのは不可能だと思う。ただ、俺たちがここで君たちとできること、それは“幸せになろう”という意思を持つきっかけ。このライブがきっかけになればいいなと思って俺はやってる」。この言葉を経て披露された曲たちは、一際感動的に響き渡っていた。
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先述の通り、この公演のチケットはソールドアウトしていてフロアは満杯。恒例となっているウォールオブデスやサークルモッシュは不可能だと思われていたが、いつにも増してダイナミックに実現されたのも、このライブの美しかった場面として挙げておきたい。あれは、思いやりをぶつけ合っていた観客と全力で演奏したバンドによる幸福なコラボレーションだったと言えよう。ウォールオブデスでもみくちゃになる状態をお寿司に喩えた「wosushi~ウォールオブ寿司~」は、代表曲のひとつだが、美味しいお餅がつけそうなくらいしなやかなヘッドバンギング、肩こりが一瞬で治るに違いない勢いで振り上げる拳、桜の開花を早めそうなくらいの生命力を放つタテノリのダンスなども、彼らのライブには満ちあふれている。『オメでたい頭でなにより“1”マンツアー ~今 いくね くるね~』は、まだまだ続くが、赤飯の言葉を借りるならば“幸せになろうという意思を持つきっかけ”を各地の観客のひとりひとりに心をこめて手渡しする日々が重ねられていくに違いない。
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text by 田中大
【ツアー情報】
オメでたい頭でなにより"1"マンツアー 〜今 いくね くるね〜
◆2019年2月9日(土)千葉LOOK ※SOLD OUT
OPEN 17:30 / START 18:00
◆2019年2月17日(日)水戸LIGHT HOUSE
OPEN 17:30 / START 18:00
◆2019年2月22日(金)名古屋ボトムライン
OPEN 18:30 / START 19:00
◆2019年3月9日(土)仙台MACANA ※SOLD OUT
OPEN 17:30 / START 18:00
◆2019年3月21日(木)梅田CLUB QUATTRO ※SOLD OUT
OPEN 17:15 / START 18:00
◆2019年3月31日(日)金沢vanvanV4 ※SOLD OUT
OPEN 17:30 / START 18:00
◆2019年4月4日(木)赤坂マイナビBLITZ
OPEN 18:00 / START 19:00
◆2019年4月7日(日)札幌Sound lab mole
OPEN 17:30 / START 18:00
◆2019年4月11日(木)広島SECOND CRUTCH
OPEN 18:30 / START 19:00
◆2019年4月13日(土)高松MONSTER
OPEN 17:30 / START 18:00
◆2019年4月14日(日)福岡LIVEHOUSE CB
OPEN 17:30 / START 18:00
◆2019年4月21日(日)松阪M’AXA ※SOLD OUT
OPEN 17:30 / START 18:00
