「実りある新年を迎えようということで、 『ユーニンガイ』(方言で“世願い”。 1年間の豊穣を祈願する儀式)をお届けしました」と新良。 ミャークフツ(宮古方言)の歌詞が、 まるでフランス語のようにも聴こえる「ジャジィー・ミャーク」、 さらにはアメリカのNew York TimesのサイトにもMVが公開された「ダニー・ボーイ」のウチナーグチ(沖縄方言)Ver.では、 哀愁漂う歌声に会場の誰もが静かに聴き入る。
続いて、 全国デビュー20周年を迎えたKiroroが登場。 彼女たちのデビュー曲「長い間」では、 会場全体から自然と歌声が湧きあがり大合唱となった。
さらに「Best Friend」では、 その歌声はさらに大きくなり、 雪の降らない南の島でも心を温めてくれるほっこりした気持ちになったKiroroのステージでした。
そして、 いつものようにカチャーシーを踊りながらMONGOL800が登場。 「沖縄のカウントダウン、 遊びましょっ!」というキヨサクのひと言から「あなたに」を披露。 激しいタカシのカッティングと、 サトシのタイトなドラミングが、 客席の人たちの気持ちに火をつけ、 会場は一気にヒートアップ。
「平成最後のカウントダウンですよ!大きな声を聞かせてもらっていいですか!」と「OKINAWA CALLING」でコール&レスポンスが続く中、 今回もやはり、 モンパチの高校時代のヤッケーシージャー(沖縄方言で、 やっかいな先輩)ツブさんこと、 粒マスタード安次嶺が登場し、 くねくねダンスで会場を盛り上げた。
続いて登場した「かりゆし58」の1曲目は「電照菊」。 “電照菊の光よ 夜の帳を照らしてくれないか 大切な人がいつか夜道に迷うことなく帰りつけるように”と前川真悟が歌い始めた瞬間、 会場のいたる所で携帯電話の黄白色の光が灯り、 前川が歌詞に込めた想いを察するように灯った光で、 ステージと会場がひとつになった瞬間だった。
そして、 「かりゆしで好きな曲があるから、 カウントダウンで一緒にやりたい」というHY仲宗根からの誘いで、 「恋人よ」をキーボードに仲宗根、 名嘉俊もカホンで参加し、 スペシャルセッションを披露。
さらに、 苦労をかけた母親への感謝の想いを綴った代表曲「アンマー」、 そして最後は、 “かけがえのない時間を胸に刻んだかい”と、 カウントダウンに相応しいフレーズを前川のアカペラで歌い始めた「オワリはじまり」で、 かりゆし58はステージを下りた。
