2019.01.04 公開
浦山のスネアロールから5曲目の『MEMORIES』へ。大木が眩い照明に照らされながら、歯切れよいギターを鳴らした。間奏では、ディレイで幾重にも重なったギターが空間を埋めていく。3ピースと思えない音の厚みで畳みかけた。
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「こっからいつもの宗教的なMCが始まります。怖がらせちゃってごめんね」と大木が言うと、観客からも笑いが起こる。デビュー当初から、生と死や宇宙をテーマにした楽曲を歌い続けてきたACIDMANでは、定番といえる大木の生死観を語るMCだ。「最後の最後まで、希望に手を伸ばした生き方をしていきたい」と語る大木をファンは真っ直ぐな眼差しで見つめていた。集まった観客の幸せを願いながら『ALMA』をスタート。綺麗なギターと歪んだベースで独自の世界観を表現し、力強いビートと美しいメロディに観客は聞き入った。
「本当にありがとう!今年一年お世話になりました!来年もよろしくー!最後もう一曲やっていいですかー?」と大木。ラストは軽快なロックナンバー『Your Song』。観客からは拳が上がる!
クライマックスの「your fate」の応酬で観客も力一杯拳を上げて応え、2018年最後のACIDMANのライブは締めくくられた。「ありがとう!」と叫ぶと、観客に向かって手を上げながらメンバーはステージを後にした。
(取材/文:大槻祐士)
ACIDMAN
12月30日 COUNTDOWN JAPAN 18/19
セットリスト
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