4曲目は、健司と康司の息ぴったりのハーモニーが美しい『TOGENKYO』。「聞こえますか?」という歌詞に合わせて健司は両耳に手を当てると観客がそれに応える。「夢を掴みに行こうぜー!」と健司が叫ぶとサビは更に盛り上がり、観客もここぞとばかりに身体を揺らした。「ついに『EARTH STAGE』にフレデリックが出る時代がやってきましたね。本当すごいと思う。フレデリックの音楽叩きつけて、音楽シーン変えたいと思います。50分一本勝負フレデリックどうぞよろしく!」と健司が意気込むと次の曲へ。
5曲目は、ミドルテンポのグルーヴが気持ちいい楽曲『NEON PICNIC』だ。幻想的なライティングにロングトーンのギターソロが映える。「『EARTH STAGE』、こんなダンスミュージックでも踊れますか?」と健司がマイクを手にすると、眩い閃光と共に『LIGHT』がスタートして会場はクラブのような雰囲気に。軽快なダンスチューンをカラフルなビームが彩り、後ろまでいっぱいの観客が手を上げる。間奏では自己紹介とソロ回しを披露し、メンバーの卓越した演奏力を見せつけた。
高橋の4カウントからスタートしたのは『かなしいうれしい』。ドラムに合わせて観客が手拍子すると、スクリーンにはカラフルな幾何学模様が映し出される。目をつぶって力強く歌う健司の高音が会場中に響き渡った。「『EARTH STAGE』に立つまでに4年かかりました。この曲絶対にEARTH STAGEまで持っていくって約束したよね?」と健司がコメントすると、初期からの大人気曲である『オドループ』へ。
待ってましたと言わんばかりにイントロから大盛り上がり。観客は手を上げながらジャンプし、4人の成熟したグルーヴに身を任せた。「やっぱ最高!でも俺たちは伝説作りたいんです。もっといけるよな?」と観客を煽ると会場のボルテージは最高潮に!最後のサビでは会場中から「踊ってない夜を知らない」と歌う観客の声が響いた。
最後のMCで健司は「フェスで見て、少しでも良いなって思うアーティストがいたら。そのアーティストの本質を知りたいなら、是非ワンマンに行ってあげて下さい」と観客に向けて、音楽をもっと盛り上げていこうというメッセージを送る。ラストは今年7月に発売したアルバムから『飄々とエモーション』。先程のMCから一転「そんなん言うけど。俺たちが全部かっさらっていくから!」と叫び、4つ打ちの歯切れよいビートでオーディエンスを踊らせた。