「Paradise Has No Border」ではイントロが流れるなかGAMO(T.sax)が観客を煽っていく。アルコール飲料のCMでもお馴染みの曲であり、ここ最近スカパラをお茶の間に広めた代表曲でもあるので、観客の熱量も高い。ギターを銃のように持ち観客に向けている加藤隆志を中心にホーンズの4人と川上つよし(Ba)がフォーメーションを組んでサビのテーマを奏でると、大歓声が沸き上がる。沖祐市(Key)の超絶ピアノソロのあと、GAMO(T.sax)が「どこがいちばん盛り上がってんるんだぁ!?」と観客をさらに煽っていく。いちばん盛り上がっている場所を見定め「よし、北にいくぞ!」とNARGO(Tp)、北原雅彦(Tb)、谷中敦(B.sax)、加藤隆志(Gt)、川上つよし(Ba)の5人を引き連れて、センターステージの北側の最先端まで進み、フォーメーションを組んだ6人で北側の観客に向かって発射するかのようにサビのテーマを奏でていく。
続けて、西側の観客が盛り上がっているとみるや、GAMO(T.sax)がさっきと同様に5人を引き連れて西側へ向かう花道を進み、西側のサブステージからサビのテーマを奏でていく。
さらに、今度は東側のサブステージへ行ったりと縦横無尽に動きまわって観客をヒートアップさせたあとは、GAMO(T.sax)が大ジャンプと笑顔で曲を締める。
次の曲のイントロが奏でられるなか、観客の手拍子もイントロに重なり2人目のボーカリストを迎える準備が整っていく。端正なルックスのボーカリストが右手を掲げながら花道に登場する。ギターをクールに弾きながらセンターステージへ向かう花道を歩くボーカリストを加藤隆志(Gt)が「斎藤宏介!!!!」と高らかに呼び込む。艶やかなハイトーンボイスで歌われた曲はもちろん「白と黒のモントゥーノ」だ。この曲をリリースするときに谷中敦(B.sax)が斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)のボーカルを『鑑定書要らずの宝石のよう』と評したように、ラテン・フレーバー溢れる曲をキラキラと歌い上げる。
スカパラメンバーと観客の拍手で送りだされるときも颯爽とステージをあとにした。
茂木欣一(Dr)が観客に感謝の意を述べながら、GAMO(T.sax)を呼び込みスカパラが歩んできた30年の道のりを振り返る。茂木欣一(Dr)が「平成元年にスカパラがデビューしてから30年ほどのなかで、今年の9月にGAMOさん的にはスカパラ史上のなかでも相当でかいニュースがありましたよね?」と聞くと、GAMO(T.sax)が「ボクはとっても幸せな瞬間がありました。それは乃木坂46の白石麻衣ちゃんとハイタッチをしたこと!!!!」と答えると会場内からは大爆笑と大喝采が沸き起こる。そして、茂木が「白石麻衣と」と言うと、GAMOが「白石麻衣と」と応じ、茂木が「ハイタッチ!」と言うと、GAMOが「ハイタッチ!」と応じるコールアンドレスポンスが繰り広げられる。
さらに茂木が「GAMOさん史上、忘れられないのが、3年前にミュージックフェアに出たでしょ、あのときのGAMOさんが忘れられないなぁ」と言うと、GAMOがそのときの状況を説明し始める。
東京スカパラダイスオーケストラ 画像 5/8
「東方神起のふたりの後ろに自分が座ることになり、当時の司会の方が『東方神起ひとり増えたの?』と言うと、東方神起のふたりが『ひとり増えました!』って言ってくれて、なんてイイ人たちなんだろうって」と自分史上最高のアイドル気分を味わえたときの話をすると、東方神起ふたりの名前を使用させていただき、茂木とGAMOと観客による「ユンホ、チャンミン、あいだにGAMO!」というご機嫌すぎるコールアンドレスポンスが繰り広げられる。
今度は逆にGAMOが茂木に対して「スカパラをやってきたなかでいちばん印象に残っていることは何?」という質問に対して、スカパラに入ってはじめてリードボーカルをとった曲の話をし、「銀河と迷路」を熱唱する。曲の途中からは「いつまでも座ってられないよ!」とドラムセットを離れて、ステージを動き回りながらトークと歌を繰り広げていく。