2018.12.22 公開
L’Arc~en~Ciel、初のクリスマスライヴで11万人を笑顔にした夢のような奇跡の2Days

撮影:今元秀明、岡田貴之、緒車寿一、加藤千絵、田中和子  画像 1/14

12月19日(水)、20(木)の2日間にわたり、L’Arc~en~Cielが東京ドームで1年8か月ぶりとなるライヴを開催、各日55,000人、延べ11万人を動員した。『LIVE 2018 L’ArChristmas』と題し、コンセプトは「マジカルクリスタルナイト」。クリスマスを目前に控えた季節に似合う、冬の曲を中心にセットリストを構築。20年以上ぶりに披露する楽曲も複数盛り込んだ、コアファン感涙の驚きに満ちた選曲。L’Arc~en~Cielらしい美意識に貫かれたステージセット、映像、照明が織り成す幻想世界に引き込んだ。本レポートでは最終日の様子をお伝えする。

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L’Arc~en~Ciel、初のクリスマスライヴで11万人を笑顔にした夢のような奇跡の2Days撮影:今元秀明、岡田貴之、緒車寿一、加藤千絵、田中和子  画像 2/14 L’Arc~en~Ciel、初のクリスマスライヴで11万人を笑顔にした夢のような奇跡の2Days撮影:今元秀明、岡田貴之、緒車寿一、加藤千絵、田中和子  画像 3/14 L’Arc~en~Ciel、初のクリスマスライヴで11万人を笑顔にした夢のような奇跡の2Days撮影:今元秀明、岡田貴之、緒車寿一、加藤千絵、田中和子  画像 4/14 L’Arc~en~Ciel、初のクリスマスライヴで11万人を笑顔にした夢のような奇跡の2Days撮影:今元秀明、岡田貴之、緒車寿一、加藤千絵、田中和子  画像 5/14

東京ドーム正面ゲート前には、代々木公園で行われていた「L'ArChristmas Park」のシンボルだった高さ5mの巨大クリスマスツリーを設置。柱にはメンバーの巨大な写真が貼られている。それらは撮影スポットとなっていて、ファンは入場前から特別なムードを楽しんでいる様子だった。公演は、氷の世界を純白のトナカイが駆け抜けるファンタジックなオープニング映像で幕開け。目を閉じたメンバーが一人一人封じ込められている氷が割れ、眼を開くと、順にポップアップで登場。大歓声に包まれた会場に響いたのは、大ヒット曲「winter fall」。トナカイの角のようなフォルムの白い大樹がステージにはそびえ、根元にはクリスタルのオブジェが並び、そこにライトが灯ったり炎が揺らめいたりして、冬の寒さ、冷たさとそれゆえに感じられる温もりをも表現していく。続く「Caress of Venus」ではレーザービームが放射され、心地よさそうにリズムに乗りながら歌い演奏するメンバーの姿に、会場も一層沸き立つ。ミリオンヒット曲「snow drop」でどよめきが起こると、予め観客に配布されていたL’edバンドが点灯。LEDスクリーンに映し出されていた銀世界と会場全体とが地続きの、青の世界に染められていく。hyde(Vo)は「L’ArChristmasへようこそ! 1年8か月ぶり。揃いましたね、これ。L’Arc~en~Cielです! どうですか、この、並び。これ、トランプだったらかなり強い手だと思います。これは既にクリスマスの奇跡が起こっている、ということでは?! 平成最後のL’Arc~en~Cielを存分に楽しんでいってくれ! こんな師走の平日に来てくれてる皆さんは、かなりのマニアだとお見受けしたので」と挨拶。「今日は久しぶりの曲をご用意させてもらいましたので、最後まで一緒に楽しもうぜ!」とまずは「BLESS」を披露。バンクーバーオリンピックのテーマ曲としても親しまれたこの名曲を、東京ドームという大会場でありながら、どこかアットホームさを感じさせる、親密でエモーショナルな歌と演奏で届けた。この直後、ken(G)のギターリフで空気は一変。「接吻」が始まると、hydeは帽子を脱いで代わりにサングラスを装着。エッジィなロックンロールを良い意味で荒っぽく鳴らし、妖しく高下するメロディーを退廃的に響かせて、それまでの流れとは全く異なるヘヴィさを見せつけた。続く「fate」は「接吻」の余波を受け、感情の昂ぶりや強さ、切々と問い掛けるような鋭さの際立つパフォーマンスを展開。

 

L’Arc~en~Ciel、初のクリスマスライヴで11万人を笑顔にした夢のような奇跡の2Days撮影:今元秀明、岡田貴之、緒車寿一、加藤千絵、田中和子  画像 6/14 L’Arc~en~Ciel、初のクリスマスライヴで11万人を笑顔にした夢のような奇跡の2Days撮影:今元秀明、岡田貴之、緒車寿一、加藤千絵、田中和子  画像 7/14

一音一音が明瞭かつ抑制的なプレイであると同時に、秘めた情熱を感じさせる躍動感に溢れたyukihiro(Dr)のドラミングも効いていた。

ここまで、どの曲でも大歓声やどよめきが起きていたが、20年以上ぶりの披露となる「Dearest Love」が始まると、会場はすっと息を呑むように聴き入った。サングラスを外したhydeが吐息を交えながら切々と、ファルセットも多用して清らかな歌声を響かせると、tetsuya(B)も極めて美しいコーラスで寄り添う。<何もかもが燃えてゆく>と歌う歌詞に先んじて、ステージは燃え盛る炎で赤く染まり始めていった。曲が内包するテーマを浮き彫りにする、忘れがたい演出だった。

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