2018.12.03 公開
☆「大衆音楽作家・桑田佳祐」の思い新たに
アンコールが始まると、桑田佳祐自身の声でナレーションが流れ始めた。「流行歌。ヒット曲。」という出だしで始まったその口上は、現代社会と流行歌・ヒット曲の関係、そして「大衆音楽作家」としての自分の役割を、冷静に俯瞰しているかのような内容であり、その口上は次のような表現で締められていた。
「Act Against AIDSの活動自体は2020年に終焉を迎えるが、世の中にはその他にもさまざまな問題が山積みとなっている。流行歌。ヒット曲。大衆と、ほどよくがっぷり四つに組み、新たな音楽を作り続けていくことを、私は辞めないだろう。そして、そうした問題にこれからも向き合っていこうと思う。平成三十年というひとつの時代の節目に、私はそう思いを新たにするのだ。」
ひとり紅白歌合戦という偉業を完結させ、AAA活動にひとつの区切りをつけつつも、桑田佳祐の新たな決意表明が今回のステージから滲み出ていたということができるだろう。
最後の桑田佳祐AAAコンサートをWOWOWで放送!
桑田佳祐 Act Against AIDS 2018「平成三十年度! 第三回ひとり紅白歌合戦」
12月25日(火)夜7:00~WOWOWで放送
詳細はコチラ→https://www.wowow.co.jp/music/kuwata/
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