そしてアンコールには、第二のゲストが見参。「I’M SWAG」のハードなイントロが爆音で鳴って、スタートしたのはもちろんONE N’ ONLYのステージだ。EBiSSHの4人にさとり少年団の3人が加わり、今度はONE N’ ONLYのイメージカラーである白の光がフロアに灯ると、本編とはガラリと違うパワフルで自信に満ちた、まさに“SWAG=ヤバい”パフォーマンスで場内を魅了。小粋でシャレた「Everything’s Changing」では曲終わりにEIKUが漏らした笑い声に歓声が湧き、一転、強力なダンスビートが響く「Dark Knight」ではダンサーのHAYATOとKENSHINが歪んだラップを畳みかけて、CD未発表曲にもかかわらず客席の大興奮を引き出してゆく。緩急のあるセットリストながら、その根本にあるものは、やはりダイナミックな攻撃性。パッショネイトなEDMチューン「Sexy Beach Party Yes!!」では一糸乱れぬシンクロダンスもあり、その“圧”のあるパフォーマンスでEBiSSHとは色の異なる個性を見せつけた。
最後は再びApeaceの12人を呼び込み、総勢19人全員でサンタ帽を被って一夜限りのスペシャルメドレーへ。「赤鼻のトナカイ」「ママがサンタにキスをした」「サンタが街にやってくる」と、おなじみのクリスマスソングをグループの枠を超えて肩を組みながらハッピーに歌い繋ぎ、ラストは全員でジャンプするがタイミングが今イチ合わず、「バラバラ!」と笑い合う姿も微笑ましい。また、今日が誕生日のヒョンソンのためにバースデーケーキが登場したり、このライブを最後に兵役のためグループを離れるゴンヒ・スンヒョク・ソンホの3人に、EBiSSHから「それを見て今日のことを思い出してほしい」(NAOYA)と時計が贈られるサプライズも。TETTAから「今度はぜひApeaceさんのライブに」と再会の約束も交わされ、プレミアムな一夜は幕を閉じた。
1月に誕生日を迎える2人のメンバー、REIとKOHKIのために、来年1月13日には吉祥寺CLUB SEATAでバースデーライブも開催。最年少のKOHKIが二十歳になり、全員が成人となるEBiSSHの飛躍を、来るべき2019年、楽しみにしていたい。
文:清水 素子
【セットリスト】
M1:Christmas Time Again/EBiSSH
M2:KIMI GA SUKI/EBiSSH
M3:恋はタイミング/EBiSSH
M4:今日は家に帰らないで/EBiSSH
M5:HI・KA・RI~君となら~/EBiSSH
M6:VEIL/Apeace
M7:Brand New Day/Apeace
M8:Ur my life/Apeace
M9:BANG!BURN!LOVE/Apeace
M10:クリスマス・イブ(山下達郎カバー)/TETTA・REI+Apeace4名
M11:Just Like Me/EBiSSH
M12:エビパレ/EBiSSH
M13:Let's EBiSSH!/EBiSSH
M14:KOi・Ni・OCHi・YO!
EN1:I'M SWAG/ONE N' ONLY
EN2:Everything's Changing/ONE N' ONLY
EN3:Dark Knight/ONE N' ONLY
EN4:Sexy Beach Party Yes!!/ONE N' ONLY
EN5:クリスマスメドレー(赤鼻のトナカイ・ママがサンタにキスをした・サンタが街にやってくる)/ONE N' ONLY×Apeace
