2018.11.28 公開
実力派若手ダンサーが集結し吉田凜音も参加した、
ENDANCESTUDIOのイベント“Green Light!”が
o-eastを満員にして、終える!

吉田凜音  画像 1/1

6. QueenMe
続いては史上最年少で三浦大知バックダンサーに選ばれたRIEHATATOKYOのMacotoが教頭を勤める女子高クイン女学院の様子をお届け。クイン女学院の中心メンバーは世界中をWORKSHOPやショーケースで駆けまわるAkoとHIPHOP LEGEND Mr Wigglesもその実力を認めバトル界をも総なめするReiNa、2人合わせてQueenMe。

今年パワープレイされた楽曲を使いながらも、メインは1996年の大ヒット曲Spice Girls –Wannabe。この曲のリリックからもわかるように、Friendship never ends. 友情は永遠、女子の絆は切れることなんてない!男なんて必要ないし、私たちは今を全力で楽しんでいる、そんな青春物語を綿密に描いたショーケースを披露した。

しかしトラップメタルの一線を歩く6ix9ineのSTOOPIDを使うなど、小悪魔的一面も見せつつQueenMeのスキルフルなダンスに観客は度肝を抜かれた。

7. QUART2
Abema TV主催 GENERATIONS高校 ダンスカップで見事準優勝を果たしたRenaとamaneから成るQUART2が共学校の様子を描いた。テーマは「DANCE×FASHION 全て女の子に捧げる物語」

全身青の体操着で登場したRenaは同級生のおしゃれ男子に恋をするが、地味で陰キャラであることを理由にフラれてしまう。おしゃれ番長amaneの支えとともに、ファッショニスタP→★(TEMPURA KIDZ)に指導されRenaは美しい姿に変貌を遂げる。

K-POPアーティスト SURANとDEANによる楽曲Walkin’や、彼女たちの代表作KehlaniのUndercoverで踊るなど、今の中高生にクリーンヒットするショーケース作りとなっていた。若者のセンスに特に敏感なQUART2ならではの才能が露呈したものになったのではないだろうか。

8. kEnkEn
フィリピン人は他のアジア人よりも音楽能力が長けているという噂を聞いたことはないだろうか。確かに歌が上手い人が多いというイメージがあり、Youtubeにも歌唱動画が山ほどある。しかしそれは先天的能力ではなく、文化なのだ。車や工事の音が響き渡る騒音社会で、民族舞踊などで小さい時から音楽に慣れ親しんでいる子供たちは、踊ることにも歌うことにも抵抗がないうえ、大声で歌っていたとしても誰も文句を言わない。日本であれば、ストリートでパンクロックを演奏すれば警察に止められてしまう。つまりフィリピンの日常はより音楽に近いのだ。環境が生み出したフィリピンの音楽的感覚と、日本人の繊細さの間に存在するのがkEnkEnである。

ほぼストーリーなくダンス力だけで勝負したショーケース、言わずもがな彼のセンスは凄まじい。また彼はレゲエカルチャーが好きなのか、積極的に音も技術もジャマイカニュアンスを取り入れ、オリジナリティを深めていた。

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