サイン会では、一人一人と向き合い丁寧に言葉をかける姿が印象的だった 画像 7/10
講演を終えた、 WEAVER河邉徹にインタビュー!
小説の執筆を経た今だからこそ、 話せることがあった
講演後、「話したいことは話せました!」と清々しい表情をみせた 画像 8/10
ーー地震の影響でやむなく延期となっていましたが、 無事講演会を終えた今の心境はいかがですか?
小説を書いたことをきっかけに、 母校に帰って来れてよかったです。 講演会はずっとやりたかったことなので、 ようやく叶ってすごく嬉しいですね。 何より、 後輩たちが講演を聴きに来てくれたことに感謝しています。 卒業後に学祭でライブを披露したことはあるのですが、 こういった形で話をさせていただく機会は初めてですし、 しっかり準備してきた分、 話したいことはしっかり話せたかなと。 特に、 大学時代に専攻していた哲学については、 絶対に話したくって…。 音楽や小説の話が聞けると思っていた学生にとっては突然で、 ちょっと難しいなと思ったかもしれないけど、 話を聞いてみると面白いなって知ってほしい思いがあったので、 じっくり話せてよかったです。
ーーみなさん、 熱心に聞かれていましたね!質疑応答でも質問が続々と。
今回は関学生だけが参加できる限定された空間だったので、 大学のゼミのような空気感で質問しやすい形式にしてみました。 いただいた質問に対して、 僕が普段どんなことを考えているのか、 どういう風に生きてきたかを話して、 それが少しでも今後の糧になったらいいなって思いで。
ーー「好きなことをしよう」というメッセージがすごく胸を打ちました。
僕自身、 誰に頼まれたわけでもなく好きで書きためていた小説が、 こうやって出版できていますからね。 今まではバンドで連携しながら作品を作ってきていたのが、 一人で一つの作品を作るということに責任感が生まれてきた今、 特に思うんです。 やらされて何かをしてしまうと、 相手に伝わってしまうんじゃないかなって。 だからこそ、 自分が好きだと思うこと、 得意なんじゃないかな、 向いてるんじゃないかなと思うことと向き合って続けることが大事なんだと。 僕の場合はそれが音楽であり、 小説だった。 それを続けてきたおかげで、 こうして母校で話をすることもできたので、 「自分はこれが好きだから、 これをやりたい」ってことが、 大事だということを伝えたかったんです。