2018.11.13 公開
10-FEETとgo!go!vanillasが金沢で激突!注目アーティストによる2マンイベント、「LIVE HOLIC vol.19」開催!

10-FEET_LIVE HOLIC/撮影:西槇太一  画像 1/9

10-FEETとgo!go!vanillasが金沢で激突!注目アーティストによる2マンイベント、「LIVE HOLIC vol.19」開催!10-FEET_LIVE HOLIC/撮影:西槇太一   画像 7/9
「おい金沢、 地元のヤツどれくらいおんねん! 金沢を見せてくれよ! お前らの日常は知らん。 俺らの日常も知らんやろ? 俺らは後腐れない関係やし、 熱い中でベタベタもせず、 でも今日はとにかくやりたいんや!」という叫びのようなMCから放たれた“goes on”では、 サークルもモッシュもジャンプも拳もグチャグチャに入り混じって、 その場にいる全員がひと塊で泣き笑いを浮かべているような光景に。 曲ごとに音も歌も鋭くなっていくが、 それに伴って一人ひとりの感情解放量もステージに向かって一直線になっていく。 ひたすらストイックに畳み掛けていくライブだが、 双方の交感によって、 熱の塊がグングン巨大化していくところが目に見える。 さらに“RIVER”、 “蜃気楼”と続け、 新旧を織り交ぜながら真摯な言葉を投げかけ続けるまさに真骨頂のライブだ。
「お前の魂がイライラに負けんように願ってるわ。 思いやりひとつやで。 みんなに毎日があるけど、 みんな普通の人やで。 優しさって想像力やと思うねん。 あの人にも親がいるんやろうな、 とか。 あの人も飼ってる犬が死んだら悲しむんやろうな、 とか。 もしかしたら不愉快な思いをして帰る人が、 ひとりくらいはいるのかもしれん。 だけど、 そうならないようにしたい」
「優しさは想像力。 相手になり切る。 ありがとうを伝える時も、 好きを伝える時も。 照れんな、 勇気を出して言葉を伝えろよ」

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10-FEETが歌い叫んできたのはいつだって、 自分を疑ったり、 卑屈になったり、 そんな弱さの向こう側に突き抜けるための歌だ。 そうしてそれぞれが自分に胸を張って強く生きていければ、 人を受け入れて優しさを分け合えるはずだという願いだ。 その歌と音と叫びに鼓舞された人が声と拳を上げて真っ新な姿で体ごとぶつかっていくのが10-FEETのライヴである。 感情のブレーキをぶっ壊し解放する暴動のような光景が広がった“1sec.”はまさにその象徴。 “ヒトリセカイ”、 “その向こうへ”まで、 ただただ10-FEETとして今語り掛けたいこと・伝えたいことを真摯に手渡し続けるライブだった。


「行け! 迷ったら進め!」と最後に叫んだTAKUMAだったが、 音楽性もライブスタイルも異なる2バンドに共通する姿勢が、 そこにすべて言い表されていたと思う。 振り払いたいものがあるから、 ただただ前だけを見て突進していく。 鬱屈があるから、 ハッピーを求め続ける。 そんなロックの「ひっくり返す夢」を改めて示す一夜だった。

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なお、 この日のライブの模様は年明け1月11日22時よりスペースシャワーTVで放送される予定。 ぜひ、 チェックを。

(取材・文=矢島大地/撮影=西槇太一)

<セットリスト>
go!go!vanillas
M1.マジック/M2.ヒンキーディンキーパーティークルー/M3.エマ/M4.デッドマンズチェイス/M5.チェンジユアワールド/M6.おはようカルチャー/M7. SUMMER BREEZE/M8.カウンターアクション/M9.平成ペイン

10-FEET
M1. JUNGLES/M2. focus /M3. SHOES /M4.1 size FITS ALL/M5. goes on /M6. RIVER/M7.蜃気楼/M8. 1sec./M9.ヒトリセカイ/M10.その向こうへ/EN1.back to the sunset/EN2. VIBES BY VIBES

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