「たんたかたんたんたかたん たんたかたんたんたかたん」と特徴的なイントロが流れ始めるとフロアから自然と歓声が上がる。インディーズ時代の人気曲「シャクシャイン」が繰り出されると観客たちは手拍子を鳴らし、コムアイがマイクを向ければ歌詞の一部を歌い上げ、フロアの一体感は最高潮に。続く「桃太郎(Remix)」では、叫ぶように歌う彼女のボーカルが会場を包み込んだ。「ピカソ」の歌唱に入るとコムアイは花道の縁に座り込み、ファンの目の前で歌声を届けて、最前列周辺のオーディエンスを熱狂させていた。
「BayJuke(INST)」ではステージを赤い紗幕が包み込み、コムアイの影が幕に映し出される展開に。覆っていた幕が外れると、そのまま幕は花道を中心にフロアを覆い、コムアイは幕の中で「ウランちゃん」を歌唱。続く「愛しいものたちへ」では、いつの間にかフロアまで降りたコムアイが、観客の合間を縫うように歩き回りながら歌唱。フロアに脚立が立てられるとコムアイはそこに登り、周囲の観客一人ひとりの顔を見渡しながら歌声を届けていた。フロアにかかっていた幕が外されると「一休さん」のパフォーマンスへ。脚立の最上段に立ち上がったコムアイはまるで周囲に崇められるかのような状態の中で歌って踊り、フロアのテンションに火を点ける。
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「今日は来てくれてありがとう! またどこかで会いましょう」と声をかけたコムアイは、最後の曲「マルコ・ポーロ(Remix)」で脚立から降り、再びフロアを練り歩いて2階席へ向かう。フロアを見下ろし、深々とお辞儀をした彼女は、2階席の片隅で膨らんでいた大きな光を放ったグレーの物体に飲み込まれる形で会場から姿を消した。客電が点灯し、PA卓にいたケンモチヒデフミ(サウンドプロデューサー)が終演を知らせるアナウンスをすると、オーディエンスは拍手と喝采で水曜日のカンパネラのパフォーマンスを称えた。
水曜日のカンパネラ「ガラパゴスツアー」
11月7日(水)東京 新木場STUDIO COAST
1. OPENING
2. キイロのうた
3. かぐや姫
4. チュパカブラ
5. ライト兄弟
6. ゴッホ
7. マチルダ
8. 見ざる聞かざる言わざる
9. 南方熊楠
10. 生きろ。
11. シャクシャイン
12. 桃太郎(Remix)
13. メロス
14. ピカソ
15. BayJuke(INST)
16. ウランちゃん
17. 愛しいものたちへ
18. 一休さん
19. マルコ・ポーロ(Remix)
