次に登場したアーティストは、今年の8月にメジャーデビューを果たし、MCによるアーティスト紹介でも熱い声援が寄せられた 2人組の女性ラップユニットChelmico。ポップなパーティー・チューン「Get On!」で幕を開けた彼女たちのステージは、ちょっと 体温低めなテンション感ながらに、息のぴったりあった巧みなラップでオーディエンスを魅了する。 「プリングルス、食べたーい!」と観客とコール&レスポンスすると、T「imeless」「Honey Bunny」と、飾らない日常を綴った歌 詞にマッチしたルーズでポップなビートで、Chelmicoらしい緩い世界観を演出。ラストの「Love is Over」ではプリングルスの キャラクター(Mr.P)がステージに登場し、フロアも大いに湧いた。
<DJ BAKU>
chelicoに続いて登場したDJ BAKU。ターンテーブリストらしくタイトなスクラッチを披露すると、続いてMC漢a.k.a.GAMIがス テージに登場。“今日はヒップホップの黒い部分だけ持ってきたぜ”と、新宿育ちの漢が経験してきた、タフなライフストーリーを技 巧的なラップでたたみ掛ける。途中ステージにMr.Pが登場すると、漢はプリングルスと掛け合わせたラップも披露し、そのハード コアなラップに呼応し、オーディエンスも拳を振り上げてヒートアップしていた。
<m-flo>
今年再結成をアナウンスしたm-floがステージに登場すると大きな歓声が起こる。冒頭のG「et On」EDMのアッパーなトラック でオーディエンスを煽ると、「TRIPOD BABY」「Sound Boy Thriller」では☆Taku Takahashiによるクラブヒット・リミックスのト ラックを矢継ぎ早に披露する、ダフトパンクの名曲リミックスなどで華やかさを加味していたV。ERBALの知的なラップとLISAの 可憐な歌声でしっかりとオーディエンスを惹きつける。ラストを飾ったヒット曲c「ome again」ではサビを観客に歌わせるサービス もあり、今日一番の拍手喝采が起こった。