「会いたかったぜ!幕張―――!!」、Toshlの雄叫びから続く「HERO」を歌い終えた後はYOSHIKIとToshlのトークタイム。「みんな元気?暑いね!」と挨拶を交わしながらも、「ちょっとToshl助けて!首輪が取れない(笑)」と、Toshlの助けを借りながら首輪を外してもらう思い掛けないシチュエーションに会場も興味津々。
「今日はオンタイムで始まったね。だいたいいつもSUGIZO待ちなんだよね」
とオンタイムでスタートできたことすらもネタにしてしまうYOSHIKI。「どこから来たの?東京?東京じゃない人?」と柔らかな物腰で話していたかと思えば「気合い入れていくぞ!!!」といきなり煽りを入れてくるギャップも、もはやファンの楽しみであるのかもしれない。
そんなトークタイムの後、クリスタルピアノの音色とともに披露されたのはXJAPANの名曲バラード「Forever Love」。さらに、「紅だーーー!!!」という叫びで爆発した「紅」では、ドラムを叩くYOSHIKIの側にToshlが寄り添い、そっと背中に手を掛ける2人の姿がスクリーンに映し出された。
X JAPAN ©テレビ朝日ドリームフェスティバル2018 /写真提供:ジャパンミュージックエージェンシー 画像 4/9
X JAPAN ©テレビ朝日ドリームフェスティバル2018 /写真提供:ジャパンミュージックエージェンシー 画像 5/9
先に旅立ってしまったHIDEの夢も海外進出だったと語りながら、メンバーの夢を生かし続けるためにも立ちどまれないと宣言したYOSHIKI。解散をしてもなお応援し続けてくれた人たちがいたおかげで今の自分たちがいると感謝を述べた。
そんな愛しい人たちのためにYOSHIKIが選んだ楽曲は「ENDLESS RAIN」。なんども繰り返されるサビの音色はファンならずとも口ずさんでしまう。そして続くのはSUGIZOの美しいバイオリンの旋律が鳴り響く「Kiss the Sky」。オーディエンスのコーラス、Toshlの歌声、メンバーが奏でる音楽、全てがひとつになる瞬間だった。