ZOC 006 兎凪さやか/白/女子百八のコンプレックスを持ち、そのすべてを「カワイイ」に変え突き進む、女子の共感を呼びまくる共感力の天才。そして「自撮り詐欺」の天才。ミスiD2018 ファイナリスト。
そして共犯者・大森靖子は「ZOC 000」で、カラーは「ピンク」。
大森靖子と、このキラキラした「女の子はこうあるべき」からこぼれてしまった、心に闇を持った六人の女たち。共通するのは、大森の言葉を借りれば「心に黒い穴」が開いてる女の子たち。
90年代後半生まれ以降のこの世代は、アメリカの作家ダグラス・クープランドが”ジェネレーションZ”と名付けた世代。かつての世代のようなビッグドリームや物質的幸福を追わず、デジタルネイティブで、ネットリテラシーを持ち、承認欲求や心の闇と戦いながら、自分サイズの幸せと世界の平和、そんな本質だけを願う。
「ZOC」はそんな「ジェネレーションZ」の始まりの合図かもしれない。
最後に「ZOC」と言うユニット名に託された思いを大森靖子から。
「ZOCとは”Zone of Control”の略、ウォー・シミュレーションゲームやシミュレーションロールプレイングゲームで用いられるゲーム用語です。簡単にいえば、ゲームにおける「支配領域」の概念のことです。そこに、常に提唱している「孤独を孤立させない」の意味を持たせ、このユニットにおける「ZOC」とは"Zone Out of Control”とし、孤立しない崇高な孤独が共生する場所と定義します。ZOCは固定したり、流動的になったり、弾性的に様々な形で形成される。そしてZOCは、ZOCが影響を与え受ける全ての存在と繋がって存在します。私はZOCのプロデューサーではありません。一緒に戦い、一緒に遊ぶ、同じ心に黒い穴の空いた共犯者です。そして、わたしたちZOCの共犯者に、あなたもなってほしい」


