9月8日に結成20周年を迎えたコブクロが、9月16日、小渕の地元である宮崎県にて20周年記念ライブ『KOBUKURO 20TH ANNIVERSARY LIVE IN MIYAZAKI』を行った。
20周年を祝うように、数日前から宮崎市内や空港はコブクロのフラッグや展示物で彩られ、街中がお祝いムードとなっていた。
この日会場には、全国各地からコブクロの20周年をお祝いしようと宮崎へ集まったファン約25,000人が集結。当日は、30度を超える暑い宮崎をさらに熱く魅了する記念すべきライブが繰り広げられた。
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今回の会場である、宮崎市生目の杜運動公園 多目的グラウンドでのライブは2010年10月10日以来、2回目。20周年という事で久々に宮崎の大型会場にて8年ぶりの開催となった。(宮崎でのワンマンは1年ぶり)
14:55に開演し、メンバーが登場すると会場一帯が温かい拍手で包まれた。
オープニングに披露されたのはこの日の為に制作された“オープニングソング”。
歌詞には「20年」「ありがとう」「宮崎」というワードも入った感動的な楽曲で、みんなと一緒に20年を祝いたいという二人の思いと20年分の感謝が伝わり、ファンからは驚きとともに大歓声があがった。
続く1曲目の「君という名の翼」から、会場を埋め尽くすファンが手を振り上げてステージの二人に大きな声援を送る。2曲目の「Summer rain」ではステージから空に向け、一直線に高く上がった水の柱が水しぶきに変わり会場へ降り注ぐ。続いての「太陽」では、小渕、黒田、それぞれがフロートに乗り込み、広い会場をまわり、序盤から一気に会場全体を盛り上げた。
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「ただいまー!!」と大きな声で宮崎へ戻ってきたことを全身で喜ぶ小渕に対し、「ここから半分がファンでここから半分が小渕の親戚やろ?」と黒田が応えるいつもの笑い溢れるMCも健在の二人。晴れ渡る青空の下、終始、熱い盛り上がりが会場を包んだ。
野外ライブの為、アップテンポな楽曲が多めのセレクトとなったライブだが、コブクロの醍醐味でもある心に響くバラードでは、20年の思いを込めた心温まる歌声で、会場に集まったたくさんのファンを魅せた。
その他、周年ライブにふさわしい楽曲「時の足音」や宮崎のために作られた楽曲「太陽のメロディー」を披露。「この曲は、8年前、口蹄疫で宮崎が大変だった時、元気な宮崎が悲しそうに見えて何か元気づけられることはないか、と宮崎の先輩である今井美樹さん、布袋寅泰さんと共に作り上げた楽曲。大切な宮崎の歌であるこの曲をコブクロ二人で披露するのは初めてです」と小渕が話し、2010年のライブでは、布袋寅泰と今井美樹が駆け付け4人で披露された楽曲を、今回は2人の歌声で会場へ届けた。
