氣志團万博 2018、YASSAI STAGEに登場したマキシマム ザ ホルモンは盛大な拍手と共にステージに現れた。登場だけで会場を沸かせる存在感はさすがのものだ。秋の夜空に観客たちの鮮やかなタオルが舞う中、1曲目『小さな君の手』を披露。
オープニングの過激っぷりもマキシマム ザ ホルモンらしい。圧倒的な存在感とサウンドを放つ2曲目の『maximum the hormone』では、霞んだ空気に溶ける闇とライトの狭間に観客たちのへドバンが揺れ、あっという間に彼らの世界観が作り出された。
氣志團万博2018 マキシマム ザ ホルモンphoto by 浜野カズシ 画像 2/6
氣志團万博2018 マキシマム ザ ホルモンphoto by 浜野カズシ 画像 3/6
チャイムの音と共に『中2 ザ ビーム』の演奏が始まり、宵のフェスのテンションを更にかき乱す。麻薬のようにやみつきになるサウンドを余すことなくぶっ放すマキシマム ザ ホルモンに大きな歓声で応える観客たち。ドラム:川北奈緒は雄叫びをあげ、今回で3回目となる氣志團万博でのパフォーマンスに全身で喜びを表現する。「ここにいる皆で一緒に共にフェスを作り上げるぞ!」と観客に熱っぽく語りかける。
拍手に包まれて『爪爪爪』が始まると、彼らの刻むビートに観客たちはより一層身体を揺らしていく。会場中央には、マキシマム ザ ホルモン名物の大きな渦が巻き起こっている。『メス豚のケツにビンタ(キックも)』、『川北猿員』と続き、観客の盛り上がりは最高潮に。氣志團万博2018に出演するTRFとの記念写真の裏話や、スーパーマリオのネタまでバラエティに富んだトークで会場を盛り上げる。音が鳴り止んでもホルモンワールドは留まるところを知らない。「反ってー!」の言葉にノセられ、思いっきり身体を後ろへのけ反り、一気に前傾する観客たち。皆と一心同体の一体感をつくったところで最後の1曲『恋のスペルマ』がはじまる。観客の手拍子にのって、ハイテンションなステージが更に加速する。ステージ中央の渦は更に広がり最高潮へと達した。