7月11日にミニアルバム『花火の魔法』でメジャーデビューを果たしたシンガー“杏沙子”(読み:あさこ)が、メジャーデビュー記念ワンマンライブ「花火の魔法にかかる夜」のファイナル公演を、9月15日(土)に渋谷・TSUTAYA O-EASTで行い、アンコール含め約1時間50分、全17曲をパフォーマンス。そしてライブアンコールのMCで、年明け2019年のリリースに向けてフルアルバムの制作に入り、アルバムを引っ提げてのツアーも計画中であることもサプライズで発表された。
杏沙子は、1994年生まれ鳥取県出身のシンガー。デビュー前に発表した自身作詞作曲の3作品のミュージックビデオはYouTubeオフィシャルチャンネル総再生回数が約600万回を記録。デビューミニアルバム『花火の魔法』からタイトルチューン「花火の魔法」は全国各地の 30局を超えるFM・AMラジオでパワープレイを獲得し、CD&配信でスマッシュヒットを記録した。
東阪ワンマンライブ「花火の魔法にかかる夜」の初日公演は、9月2日(日)に大阪・心斎橋 Music Club JANUSで行われ、15日(土)に東京・渋谷TSUTAYA O-EASTでの公演を迎えた。東京でのワンマンライブは、昨年12月の渋谷duo MUSIC EXCHANGE以来約9か月ぶりということもあり、開演前から会場に詰めかけた観客の期待はいやが応でも高まっていた。
客席が暗転すると、照明の落とされたステージ上に杏沙子とバンドメンバーが登場。ミニアルバム収録のバラード「クラゲになった日の話」のキーボードの幻想的なイントロが始まり、スポットライトが当たった杏沙子のシルエットがステージ後方に投影され、しとやかで透明感のある歌声が客席に響くと、オーディエンスはその歌声にいきなり魅了された。そして2曲目「流れ星」では1番のサビでミディアムテンポから一気にアップテンポにはじけると、観客も徐々に盛り上がっていき、3曲目のミニアルバムのオープニングナンバー「天気雨の中の私たち」の軽快なギターのフレーズとともにステージの照明が明るくなり、笑顔の杏沙子が「花火の魔法にかかる夜にようこそー!」と呼びかけると、会場のヴォルテージは一気に上昇した。
杏沙子 画像 3/7
最初のMCで杏沙子から「みんなで魔法をかけあって最高の夜にしましょう!すでに告知もしていますが、今日は新曲パラダイスです。みんなどこまで付いて来れるかな?覚悟しとけよ!」と話すと、その宣言通り、ここから5曲中4曲が未発表の新曲がパフォーマンスされた。オーディエンスも杏沙子の動きに合わせて、手拍子をしたり両手を上げて左右に揺らしたり、初めて聴く曲であるとは思えないほどの盛り上がりを見せた。
