6人組ダンス&ボーカルグループ・超特急が、11月14日にリリースされる3rdアルバム『GOLDEN EPOCH』より、FC盤に収録されるMV2種のショートバージョンを一般公開した。
メンバーが二手に分かれて新たなユニットを結成し、それぞれに楽曲&MVを制作してFC盤に収録するというバトル形式で話題の今作だが、遂に届いたMVはどちらも想像の斜め上をいくブッ飛んだものに。沖縄民謡にレトロな歌謡曲というサウンドの意外性もさることながら、メンバー考案によるストーリー性豊かな作品は必見だ。
まず、カイ、リョウガ、ユーキによるユニット“シーサー☆ボーイズ”の「インオキナワ」は、三線が鳴り響く沖縄民謡をベースにした晴れやかなナンバー。MVは3人がVRの力を借りて、太陽眩しい沖縄ワールドへ飛び込むというRPG仕立ての内容になっており、“チュラカーギー”(沖縄方言で美人の意)との恋物語(!?)も交えながら、沖縄の伝統芸能であるエイサーを歌い踊る姿がしっかりと収められている。
だが、現実の彼らが存在するのは自室の暗がり。そこでVRゴーグルを装着したまま笑顔で踊る様は実にシュールで、オタクを自称する超インドア派のリョウガがリーダーを務めるユニットらしい仕掛けと言えるだろう。
対してタクヤ、ユースケ、タカシによる“座・武士道”の楽曲は、「ツンデレチビ王子」とインパクト抜群なタイトルで勝負。
昭和を彷彿させるレトロな“ザ・歌謡曲”となっており、ツンデレ=タクヤ、チビ=ユースケ、王子=タカシによる、知られざる本音や自虐を織り交ぜた歌詞と絶唱も衝撃的だ。加えてMVではギャップ萌えからのモテを目指すべく、髷を結い、袴を着用して時代錯誤な若侍スタイルに変身するという、こちらも完全なるドラマ仕立てに。
3人の役者経験が存分に発揮された芝居パートも見どころで、随所に小技の利いた6分超えの超大作は抱腹絶倒。
