2024.02.21 公開

18号車(勝田貴元、アーロン・ジョンストン)  画像 1/4

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
ラリー・スウェーデンでこれほどの大雪に見舞われたのは、
私の記憶では10年以上ぶりです。
ドライバー、特に出走順が早いドライバーたちにとっては非常にトリッキーな状況でした。
カッレは今朝いいスタートを切り優勝争いに加わっていましたが、残念ながらミスをしてしまいました。
もちろん残念なことですが、それもラリーの一部ですし、
優勝を目指してプッシュしているときには起こり得ることです。
エルフィンは、このようなコンディションでの出走順だったことを考えると
スマートなドライビングでしたし、素晴らしい仕事をしたと思います。
そして、今日は貴元も本当にいい走りでした。
明日はコンディションが良くなり、彼にとっては楽な状況になるはずです。
貴元とエサペッカがいい戦いをすることは間違いないと思いますし、
ラリーの最後までそれが続くことを願っています。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)
これほど早く一日が終わってしまい、とても残念です。
ラリーのスタートは良かったですし、優勝争いをするチャンスもありました。
大雪によりコンディションはトリッキーで、グリップレベルも頻繁に変化していました。
自分は右コーナーでラインが少し膨らんでしまい、
自分よりも前に走った何人かのドライバーが既に雪壁に当たって大きな穴が開いていたようで、
それによってスピンをしてしまいました。
ラジエーターを破損し、それと同時にパンクもしてしまいました。
自分たちである程度まで修復をすることはできましたが、残念ながら競技を続けることはできませんでした。
チームにとても申し訳なく思いますが、日曜日には多くのポイントを獲得できる可能性があるので、
ポイントを持ち帰れるようにトライします。

WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ2 大雪の中、森林地帯で行なわれたフルデイ初日の金曜日勝田が総合2位、エバンスが総合5位につける69号車(カッレ・ロバンペラ、ヨンネ・ハルットゥネン)  画像 2/4

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)
今日はとても難しいコンディションでした。朝最初のステージは視界が悪く、
その後は路面に滑りやすい雪が多くあり、非常にグリップが低い状態でした。
午前中2本目のステージでは、ハイスピードでスピンをしてしまいましたが、
それだけで済んだのはラッキーです。午前中の最後には状況が少し良くなりそうでしたが、
午後になると天候がかなり悪くなりました。
最後の3本のステージでは出走順がトップになってしまいましたが、
コンディションがこのように極端に悪くなると、それによって大きな差が出てしまいます。
もちろん、明日はコンディションが良くなってくれることを期待しています。

WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ2 大雪の中、森林地帯で行なわれたフルデイ初日の金曜日勝田が総合2位、エバンスが総合5位につける33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)  画像 3/4

勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 HYBRID 18号車)
本当に厳しいコンディションの一日でした。朝最初のステージでさえ雪が多く、
その後さらに雪の量が増えて行きました。
今朝は、自分たちが快適に走れるリズムを見つけることに集中しました。
大きなリスクを避けて走ったことが、結果的に功を奏したと思います。
そして午後は、予想通り非常に難しくなり、道の上にとどまることすら難しい時もありました。
雪面に刻まれたラインに沿って走ろうとしたのですが、ラインがまったくないこともありました。
自分の2台後方からエサペッカがスタートしていたので、
あまりタイムを落とさないようにプッシュしなければなりませんでした。
結局、順位を守ることはできませんでしたが、トップと近い位置につけていますし、
ラリーはまだ2日あるのでプッシュし続けたいと思います。

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