2024.02.21 公開

18号車(勝田貴元、アーロン・ジョンストン)  画像 1/4

2月16日(金)、2024年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンの競技2日目デイ2が、
スウェーデン北部ウーメオーのサービスパークを中心に行われ、
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの勝田貴元/アーロン・ジョンストン
(GR YARIS Rally1 18号車)が総合2位に、
エルフィン・エバンススコット・マーティン組(33号車)が総合5位につけた。
また、デイ1で首位につけていたカッレ・ロバンペラヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は、
コースオフによりデイリタイアとなった。

【写真】大雪の中、森林地帯で行なわれたWRC 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ2(4枚)


ラリー・スウェーデンは、一日をフルに走行する「フルデイ」が金曜日からスタート。
サービスパークの西側から北側にかけてのエリアで、7本合計107.90kmのステージが行なわれた。
ステージでは朝から雪が降り続け、午後は急激に降雪量が増え10cm以上の雪が降り積もったステージもあった。
激しい降雪により視界も非常に悪く、ドライバーたちは一日を通して厳しいコンディションでの
走行を強いられた。

前夜のSS1でベストタイムを記録し、首位に立ったロバンペラは、
デイ2オープニングのSS2でベストタイム、SS3で2番手タイムを記録し首位の座をキープ。
しかし、続くSS4では多くのクルマが足もとをすくわれた場所でスピンを喫し雪壁に接触。
ラジエーターにダメージを負ってデイリタイアとなった。
ロバンペラのクルマはサービスパークで修理され、明日のデイ3で再出走する予定。

SS4では、総合2位につけていた勝田がベストタイムを刻み、
総合2位のライバルに11.4秒差の総合1位にポジションアップ。
エバンスは総合3位に順位を上げた。
エバンスはSS3で360度スピンを喫したが、上手くリカバーしてタイムロスを最小限に抑えた。

午後の再走ステージでは降雪量がさらに増え、出走順が早い勝田は苦戦。
それでも渾身の走りを続けSS6までは首位を保ってたが、
SS7でエサペッカ・ラッピ(ヒョンデ)に逆転を許し総合2位に後退。
最終のSS8で差はさらに拡がったが、それでも3.2秒差の総合2位につけている。
また、エバンスは前走者の問題により午後2本目のSS6からは出走順が一番手となり、
深い雪を掻き分けながらの走行に。非常に不利な走行条件となったためタイムを大きく失い、
総合5位で一日を終えた。

1ページ(全3ページ中)
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします

関連記事