WWSチャンネルでは EP『LOVE』を6/27に発売するシンガーソングライター・向井太一にインタビューを行った。
向井は今回の作品に対して楽曲ごとに対する思いや、夏フェス出演に対して語ってくれた。
──デジタルEP『LOVE』は、様々な愛をテーマにした作品になっていますが、どのような経緯で制作が進んだんですか。
向井太一:コンセプトは、僕が音楽をする上で人とのつながりをすごく感じるようになったことがきっかけにあります。上京して8年経つんですけど、離れてる家族とか友だちとか、支えてくれた人の愛を強く感じるようになって。そういうことを、純粋に歌い続けていきたいなって気持ちがありました。あと、僕はずっとR&Bやヒップホップを聴いてきたんですけど、ブラックミュージックって恋愛表現に対して表現がストレートだと思うんですよ。そういうのをしっかりと歌えるアーティストでいたいなって意識がありました。
──では、楽曲に触れていきましょう。「Siren」は、AOR感があるサウンドですが、tofubeatsさんをプロデュースに向かえていますね。
向井太一:トーフさんはライブで何度かご一緒したことがあって、いつか曲をやってみたいなと思ってたんです。この曲は、もともとはデモテープができていて、一歩間違えたらいなたくなってしまうすごく絶妙なバランスな曲だと思ってたんです。トーフさんの90年代のテイストを今っぽく聴かせる力は素晴らしいと思っていたので、この曲はトーフさん以外のプロデュースは考えられないなと思ってお願いしたんです。まさに絶妙なバランスで作っていただきました。
──歌詞は、男女の恋愛観がすごく出てます。
向井太一:純粋なのか純粋じゃないのかわからないって感じですけどね(笑)。結構、他の曲はストレートなものが多いんですけど、もっとジメっとした人間っぽい曲も欲しいと思ってこの曲を作りました。どちらかというと生々しい、隠したくなるような部分だと思います。これは、わりとフィクション的に書きました。ただ、ドロっとした男女の空気感って誰しもが持ってるものだと思うんですよ。
