堀未央奈、乃木坂46卒業後初のアイドル役・葵は「また一つのアイドル人生として楽しんで欲しい」＜『理想ノカレシ』インタビュー＞

2022.05.31 公開

堀未央奈、乃木坂46卒業後初のアイドル役・葵は「また一つのアイドル人生として楽しんで欲しい」＜『理想ノカレシ』インタビュー＞

堀未央奈(C)WWSチャンネル画像 1/3

女優の堀未央奈が、TBS系にて5月31日（火）よりスタートするドラマストリーム『理想ノカレシ』（毎週火曜深夜24時58分より放送）に出演し、人気アイドルグループのセンターを務める三木葵役を演じる。堀がアイドル役を演じるのは乃木坂46卒業後初となる。

本作は、「TBS連ドラ・シナリオ大賞」第4回大賞受賞者の渡邉真子が原案、第5回の入選者である木村涼子が脚本を担当。アラサー女性のリアルな恋愛観をオリジナルで描く。主演の大政絢が演じる小野寺優芽子は仕事をバリバリとこなすハイスペック女子。外では『デキる女風』だが、家では家事も髪も服も適当で『残念女子』という二面性を持つ。そんな中、初恋の人とうり2つのミステリアスな青年（佐藤大樹）と出会い、優芽子の日常が大きく動いていく。

堀が演じるのは人気アイドルグループ「Be With You」（通称：ビジュー）のセンター・三木葵。佐藤演じる青年とは幼なじみで、幼い頃に抱いたアイドルになるという夢を応援してもらった過去を持つ。夢を叶えた葵は、25歳でアイドルを卒業し、青年と結婚すると心に決めている。そんな最中に現れた優芽子に敵意をむき出しにし、勃発する三角関係が見どころだ。

今回のインタビューでは注目のアイドル役についてや、自身が幼い頃に描いていた夢について話を伺った。

————『理想ノカレシ』では乃木坂46卒業後初のアイドル役を演じられるということで話題となっていますが、堀さんが演じられる葵はどんなキャラクターですか？

  堀未央奈（以下、堀）：二面性がある役だなと思います。葵が所属する「Be With You」（通称：ビジュー）は割と強めな印象のガールズグループ。葵自身はずっと幼なじみの男の子に片想いしているという役です。

————キャラクタービジュアル公開時から「ビジュが強い」など早くも話題になっていましたね。

掘：そうなんですね。パリとか韓国とか海外のファッションの文化はすごく好きですし、日本ではそういった格好をしている人がいなくても私は気にせずに着てます。

————これまでのドラマでは不倫妻や医者などクセのある役所に挑戦されてきましたが、普段から役作りで心がけていることはあるのでしょうか？

  堀：私は撮影の前は（役を）作らずに行きます。作っていっても現場と馴染まなかったら意味がないので、フラットな感覚で現場に行って、そこでみなさんの温度感や監督から求められることを見てから作っていく感じです。なので、台本を読むときや役柄をストーリーについては考えるんですけど、詳しく決めないように、自分の価値観で固めないようにしていますね。

————各現場に応じてご自身を順応させていくんですね。

堀：そうですね。ドラマはチームワークなので現場の雰囲気や他のキャストさんとうまく合うように心がけていますね。

————今回演じられる葵という役は幼い頃に思い描いていたアイドルという夢を実現させていますが、堀さん自身が幼い頃に抱いていた夢は何ですか？

堀：実はコロコロ変わっていて、幼稚園の頃は絵描きで、小学生の頃は花屋さんになりたくて、中学生の頃は保育士で、結局アイドルになりました。

堀未央奈(C)WWSチャンネル画像 2/3
————ちなみにアイドルになろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか？

堀：元々女性アイドルが好きでしたし、周りにSKE48さん、AKB48さん、乃木坂46のファンの女の子がいてみんなで情報共有をしていました。『好き』っていう気持ちから『なりたい』という気持ちに変わったタイミングは、たまたまテレビを見ていたときにSKE48さんの特集をやっていて、そこで松井玲奈さんに密着した映像が放送されていたんですね。（密着した内容が）屋上でのミュージックビデオの撮影だったんですけど、そのときにすごく体調が悪かったみたいなんです。でも、その姿をファンの方がいる前では見せずにミュージックビデオを撮りきったというエピソードを知って、すごくカッコイイなって思ったんです。アイドルの輝かしい部分だけではなくて、根性というか泥臭さをいい意味で感じました。カッコイイ人に憧れる年頃でもあったんですけど、そこですごく興味を持ったのはありますね。

————その数年後には実際に松井さんが乃木坂46と兼任されることになりましたが、ご縁を感じるエピソードですね。

堀：私がファンで握手会にも行ってましたし、玲奈さんもそれを知ってくださっていたので（アイドルになってから）交流はあったんですね。乃木坂46との兼任発表直前も知らずに2人で遊びに行ってたので、私が乃木坂46に呼んだんじゃないかって言われることもありましたね。個人的にもすごく嬉しい出来事でした。

————さて、本作の葵は幼少期の頃からの夢をまっすぐに叶えて大人になりました。堀さん自身、幼少期の頃、大人という存在をどんな風に感じていましたか？実際大人になって考えの差などは感じましたか？

堀：当時の自分から見た二十代って何でもできて、考え方も大人だと思っていたんですけど、意外と十代後半からそんなに変わっていないなって思うんです。自分を見ていても、周りの人を見ていても思うんですけど、経験を積めば考え方がどんどん豊かになって変わっていくと思うんですけど、人格形成がされる時期を過ぎると人って割と変わらないんだって、今になって思いますね。

————改めて、葵というキャラクターをどのように演じていきたいですか？ 

堀：そうですね、自分がもともとアイドル活動をしていたことも役に活かせると思います。葵はアイドルグループの一員でもあり、一人の女の子でもあり、幼なじみの子のことを想っています。アイドルの子が恋愛のストーリーに絡むことは少なかったと思うので、今作は完全オリジナルストーリーの中で、葵がいいスパイスになるように、私らしく演じたいです。

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