堀：私がファンで握手会にも行ってましたし、玲奈さんもそれを知ってくださっていたので（アイドルになってから）交流はあったんですね。乃木坂46との兼任発表直前も知らずに2人で遊びに行ってたので、私が乃木坂46に呼んだんじゃないかって言われることもありましたね。個人的にもすごく嬉しい出来事でした。

————さて、本作の葵は幼少期の頃からの夢をまっすぐに叶えて大人になりました。堀さん自身、幼少期の頃、大人という存在をどんな風に感じていましたか？実際大人になって考えの差などは感じましたか？

堀：当時の自分から見た二十代って何でもできて、考え方も大人だと思っていたんですけど、意外と十代後半からそんなに変わっていないなって思うんです。自分を見ていても、周りの人を見ていても思うんですけど、経験を積めば考え方がどんどん豊かになって変わっていくと思うんですけど、人格形成がされる時期を過ぎると人って割と変わらないんだって、今になって思いますね。

————改めて、葵というキャラクターをどのように演じていきたいですか？


堀：そうですね、自分がもともとアイドル活動をしていたことも役に活かせると思います。葵はアイドルグループの一員でもあり、一人の女の子でもあり、幼なじみの子のことを想っています。アイドルの子が恋愛のストーリーに絡むことは少なかったと思うので、今作は完全オリジナルストーリーの中で、葵がいいスパイスになるように、私らしく演じたいです。

堀未央奈(C)WWSチャンネル  画像 3/3
————ありがとうございます。それでは今後の女優業について展望を教えてください。

堀：小学生のときに大人の自分が想像できなかったのと一緒で、これから自分がどうなっていくか全く想像できないんですけど、こうしたお仕事をしていて思ったのが、何かを極めることは難しい分楽しいなって思うんです。作品づくりだったり、物作りとかきっとそういう風にできてるんだなって感じるし、ちゃんと時間をかけて自分が頑張ったものを生み出す人になりたいです。お芝居じゃなくても、違うジャンルでも一貫してこだわっていきたいなって思います。

————それでは最後にファンの方へメッセージをお願いします。

堀：乃木坂46時代から知ってくださっている方は、違った雰囲気だけどまたアイドルをやってる私を見れるって、楽しみにしてくださってる方もいらっしゃると思います。ドラマの内容的には恋愛が中心なので、仕事のON・OFFの切り替えだったり、乃木坂46にいたときには見られなかったような一面を、きっとドラマの中で見られると思います。アイドルをやっていた当時の私と葵は違うんですけど、また一つのアイドル人生として楽しんでもらいたいですし、応援してもらいたいです。