————これまでのドラマでは不倫妻や医者などクセのある役所に挑戦されてきましたが、普段から役作りで心がけていることはあるのでしょうか?
堀:私は撮影の前は(役を)作らずに行きます。作っていっても現場と馴染まなかったら意味がないので、フラットな感覚で現場に行って、そこでみなさんの温度感や監督から求められることを見てから作っていく感じです。なので、台本を読むときや役柄をストーリーについては考えるんですけど、詳しく決めないように、自分の価値観で固めないようにしていますね。
————各現場に応じてご自身を順応させていくんですね。
堀:そうですね。ドラマはチームワークなので現場の雰囲気や他のキャストさんとうまく合うように心がけていますね。
————今回演じられる葵という役は幼い頃に思い描いていたアイドルという夢を実現させていますが、堀さん自身が幼い頃に抱いていた夢は何ですか?
堀:実はコロコロ変わっていて、幼稚園の頃は絵描きで、小学生の頃は花屋さんになりたくて、中学生の頃は保育士で、結局アイドルになりました。
堀未央奈(C)WWSチャンネル 画像 2/3
————ちなみにアイドルになろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
堀:元々女性アイドルが好きでしたし、周りにSKE48さん、AKB48さん、乃木坂46のファンの女の子がいてみんなで情報共有をしていました。『好き』っていう気持ちから『なりたい』という気持ちに変わったタイミングは、たまたまテレビを見ていたときにSKE48さんの特集をやっていて、そこで松井玲奈さんに密着した映像が放送されていたんですね。(密着した内容が)屋上でのミュージックビデオの撮影だったんですけど、そのときにすごく体調が悪かったみたいなんです。でも、その姿をファンの方がいる前では見せずにミュージックビデオを撮りきったというエピソードを知って、すごくカッコイイなって思ったんです。アイドルの輝かしい部分だけではなくて、根性というか泥臭さをいい意味で感じました。カッコイイ人に憧れる年頃でもあったんですけど、そこですごく興味を持ったのはありますね。
————その数年後には実際に松井さんが乃木坂46と兼任されることになりましたが、ご縁を感じるエピソードですね。