2021.09.09 公開
【第4回】井上瑠夏&須田亜香里、島で再会したある『生き物』の正体は?<SKE48『あの頃の君を見つけた』インタビュー>

左から井上瑠夏、須田亜香里(C)WWSチャンネル編集部  画像 1/6

SKE48の28thシングル『あの頃の君を見つけた』が9月1日(水)にリリースされた。本作はグループ結成時から活動してきた最後の1期生・松井珠理奈卒業後初のシングルであり、新たに10期研究生の林美澪がセンターを飾った「新生SKE48」としてリスタートした意欲作だ。

WWSチャンネルでは選抜メンバーの中から青海ひな乃、井上瑠夏、鎌田菜月、熊崎晴香、佐藤佳穂、末永桜花、菅原茉椰、須田亜香里、高畑結希(※「高」は「はしごだか」が正式表記)、野村実代、林美澪の11名にインタビューを実施。全5回にわたりその模様をお届けする。

第4回は須田亜香里井上瑠夏インタビュー。MV撮影の裏側で繰り広げられていた珍エピソードをそれぞれの視点で語ってもらった。また移動の際に付きまとう手荷物問題を須田がバッサリと解決。井上には二十歳を迎えての抱負を聞いた。

 

 

————まずは表題曲『あの頃の君を見つけた』について、初めて聴いたときどんな感想を持ちましたか?

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井上瑠夏(以下、井上):この曲を最初聴いたときに、イントロに歌がないんですよ。最近はイントロから歌が入っている曲が多かったので、メロディーを聴いたときにすごくワクワクしました。ファンの方はきっとこの曲を聴いて、「どんなSKE48がはじまるんだろう?」ってすっごくワクワクすると思うんですけど、この曲はまさに「新生SKE48」を表現できる王道アイドルソングになっているんじゃないかなって思います。振り付けも一つ一つが可愛いし、曲調も軽いので、聴いてくださるファンの方に元気を届けられる一曲になっているんじゃないかなって思います。

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須田亜香里(以下、須田):松井珠理奈さんや高柳明音さんが卒業して最初のシングルで、スタッフさんやメンバーも「新生SKE48」という共通認識を持っていたので、どんな曲が来るんだろうと思ってすごくドキドキしてました。実は新しくならなきゃいけないというプレッシャーもあったんですよ。ずっといる身からしたら「どうやって変わればいいんだろう?」って不安になったんですけど、蓋を開けてみたら王道なアイドルソングが来て、第一印象でSKE48らしいなって思ったんです。キラキラとした夏のアイドルソングは『パレオはエメラルド』だったりとか、これまでのSKE48もたくさんいただいてきて、今回もこうした曲をいただけて、SKE48らしさを自分の思うような形でやってみようと曲に背中を押してもらえました。

 

 

————今回は楽曲に「新生SKE48」というテーマが掲げられていますよね。肌感覚でこれまでの雰囲気との違いを感じたりしましたか?

須田:今回新しくセンターを美澪(林美澪)がやるのも「新生」という形をすごく象徴してるなって思います。今まで選抜にいたメンバーのどの子もセンターに立ったとしても、きっと曲は成り立ったと思うし、素敵だったと思うんです。でも、あえて美澪がやるということに頼もしさを感じます。まだ入ったばっかりで、AKB48グループ最年少で、12歳で、自分のモチベーションを高くもって努力する姿は尊敬します。期待の後輩がセンターに立ってくれることで、みんなを自然と引っ張ってくれる感じが頼もしいですね。

 

井上:研究生で初センターってそれだけでもインパクトがありますよね。曲を聴く前からファンの方はもちろん、ファンじゃない方も「研究生がセンター!?」って興味を持って見てくれると思うので、さらにSKE48を好きになってもらうチャンスだと思います。私はこの曲が絶対に『神曲』になると思います!

 

 

————林さんを中心にしたMVのイントロの映像は惹きこまれますよね。

井上:ゾクゾクしますよね。

 

須田:ダンスもイントロの音に合っていて、手のラインがすごく綺麗に見える振り付けをs**t kingz(シットキングス)のshoji先生に考えていただきました。「SKE48は手を揃えたときの動きが魅力だから」ということで、前回の『恋落ちフラグ』の私たちを見て感じた魅力を、今回のシングルの振り付けに取り入れてくださって、より私たちを魅力的にしてくれるという安心感と合わせて一生懸命曲と向き合うことができました。

 

井上:キレキレだけじゃない、しなやかで可愛いSKE48にも注目してほしいです。

 

須田:可愛い振り付けが多いもんね。

 

 

 

■6年ぶりに再会した○○○。

————MVのメイキングも拝見しましたが、みなさんの「可愛いさ」がたくさんつまってますね。

須田:振り付けもアイドル過ぎてまぶし過ぎます。

 

井上:須田さんは『恋落ちフラグ』のサビのダンスは一番ラブリーでしたよ! 劇場公演で須田さんのポジションをやることが多くて、振り入れの映像でも一番ラブリーと思います。

 

須田:だって可愛くやる振り付けだもん!

 

井上:最強だなって思いました。「可愛い」もできちゃうから。

 

須田:可愛い角度研究してるから。

 

井上:素晴らしい! 私も頑張ります。

 

須田:でも今回のシングルも本当に可愛い振り付けが多くて、私はみんなが振り付けした次の日に一人で振り入れだったんですよ。(振り付けが)可愛過ぎちゃって「私このポーズするんですか!?」って先生に思わずツッコんじゃいました! 可愛過ぎて戸惑っちゃって、「このポーズちょっと恥ずかしいです!」って言いながらやってました。

 

 

————ちなみにどんな振り付けですか?

須田:一番恥ずかしかったのは、目元で裏ダブルピースです。音が「キラッ」て出そうな振り付けで恥ずかしいけど、プロなのでちゃんとやります(笑)。誰よりもプリティーにやりますよ!

 

 

————ダンスも必見ですね! さてMVは沖縄で撮影されたとのことですが、ロケ中のエピソードはありますか?

須田:『前のめり』(SKE48 18thシングル)のMV撮影で行ったナガンヌ島に行きました。無人島なので自然が多くて、ヤドカリが普通に歩いていたり、ナマコが海にころころいたり。触った?

 

井上:触ってないですけど、美澪ちゃんが須田さんのナマコにめちゃめちゃびっくりしてました。須田さんがナマコを手に持ってて、「どうゆうこと!?」って!!

 

須田:それは『前のめり』のMVのときに水の中に入って、ナマコを持ってみんなで写真撮ったんですよ。今回も同じ場所で出会ったからあのときのナマコがいると思って! 私の中で『あの頃の君』はナマコな訳で、「まだいたんだ君たち!」って思って。嬉しくて『前のめり』のときと同じ画角でナマコとの写真を撮りたいと思ってマネージャーさんに写真を撮ってもらいました!

 

井上:(6年前の写真を見ながら)ちょっと成長してましたね、ナマコ。

 

須田:あのね、いろんなサイズの子がいるんですよ。ルックスはもちろん違うけど、切なげな感じが似てるかなって。曲の世界観にもぴったりですよね(笑)

 

 

————まさかのナマコエピソード! ですが『あの頃』を思い浮かべるとエモいですね。井上さんはいかがですか?

井上:小さいヤドカリが足元を動いてるんですよ。私「集合体恐怖症」なので最初はソワソワしてて・・・。

 

須田:えっ、そうなの!?



 

井上:でもよく見るとめちゃめちゃ可愛くて、こんなに広い砂浜をてくてくと歩いてる姿を見てたら感動してしまって、写真も動画もいっぱい撮りました!
それからダンスシーンはみんなで砂浜で踊ったんですけど、砂利もあったりしたので肌色の5本指ソックスを履いて挑んだんですね。でも私は大雑把なので5本指を一本一本入れるところを1:4みたいな感じで無視して履いてたら、それが須田さんにバレてしまって・・・。


須田:せっかく5本指に分かれているのに無視して履いてたんですよ。


井上:それで履きなおしたらめちゃめちゃ踊りやすかったです! 天気は曇ったりしてたんですけど、メンバーが太陽になった感じで・・・。


須田:天気の話にいきなりいかないでよ(笑)。


井上:瑠夏が言いたいことは、メンバーが太陽のように笑って明るかったから、青春してるなって感じがしてすっごく楽しかったです。


須田:お天気は不安定だったけど、ずっと楽しかったね。

 

 

————その天気ですが、雨が降ったり晴れたりしたそうですね。

井上:雨が急に降ってきて、そのときみんなで大きなテントに入って雨宿りしたんですよ。めちゃめちゃ青春してるなって思えて、その時間もSKE48に入ってなかったら経験できなかったことだと思います。一生忘れないです。

 

須田:撮影している時間よりも、雨待ちの時間の方が長かった感じですね。SKE48のMVで一番ダンスシーンのテイク数が少なくて、お天気との勝負だったんですよ。待ってる間すらずっとみんなでしゃべってて楽しくて、SKE48って仲良いなって実感しましたね。一つのテントで一つの話題でずっとね。

 

井上:みんなで一緒にしゃべってて、めちゃめちゃ青春だなって嬉しくなりました。

 

 

————MVのお話をメンバーさんに聞いてきたんですけど、みなさん本当に楽しそうに話してくださって、ロケ中の雰囲気がより伝わってきました。

 

須田:すごく雰囲気がよかったんですよね。多分、先輩が卒業されたことによって自分がやらなきゃという意欲も増したのか、先輩がいない不安ももちろんあるけど、その不安を跳ね除けるぐらい意識が上がったんじゃないかなってより感じました。

 

井上:先輩について行こうとかではなくて、みんなで作っていこうという雰囲気が今回のシングルでは感じられて、みんなでSKE48を盛り上げようと一致団結できたと思います。その気持ちがMVを見てくださるみなさんに伝わったらいいなと思います。

 

 

■須田流「旅の流儀」

————そういえば須田さん、沖縄に行ったときにトートバッグ一個で来たという話を鎌田菜月さんから伺ったのですが、本当ですか?

須田:そうです! そうです! 私下着とフェイスパックとヘアオイルしか旅のときは持ち歩かないんですよ。普段から一泊だけ泊まることも多く慣れているので、沖縄だけどそんなに荷物いらないよなと思って。2泊までだったらトートバッグ一個で全然大丈夫です。

 

 

————さすがです。では須田さんから見て荷物が多いなと感じるメンバーはいますか?

須田:そうですねー。でもるーちゃん多いよね。

 

井上:そうなんです! みんなにめちゃめちゃ言われるんです!

 

須田:体中が紐だらけだよね。

 

井上:でも聞いてください! 前まではリュックサックに斜めがけバッグだったんですけど、最近は斜めがけバッグとトートバッグに進化したんです! 本当に不安であれもこれも持っていこうとして、お母さんにツッコまれるぐらいの量を持っていっちゃうんですよね。バスタオルとかシミ取りとか・・・。

 

須田:確かに持ってる!

 

井上:一回衣装にご飯をこぼしちゃったことがあって、そのとき衣装さんがシミ取りを持ってたんですね。「これ便利じゃん!」って思って私も買ったんです。ちょうど持ち歩けるサイズだったんですよね。あと裁縫セットも。今日も持ってきました!

 

須田:裁縫セットも持ってるの!?

 

井上:不安があるとどんどん詰め込んで、ホテル用のスリッパと自分用のスリッパとかも分けたり。

 

須田:潔癖とかそういう訳じゃないよね?

 

井上:違うんですよ! 自分でもよく分からないんですけど、こだわりだと思います。ホテルでも自分のスリッパを履くようになったら、家でも履くようになって。どうやら私の性格はおばあちゃんに似ているようです。

 

須田:心配性なところが?

 

井上:絶対にいらないものまで持ってきちゃうところとか。本当は須田さんみたいにトートバッグ一個で出かけてみたいんですよ!!

 

須田:私、もともと荷物が多い人だったんですよ。爪切りとか何でもバッグに入れてた。ヘアピンとか、ヘアスプレーとか、ヘアアイロンとか何でも持ち歩いてたんですけど、ある日「肩ちぎれるなー」と思って。まずはメイクポーチを小さくするところから始めて。

 

井上:あー、そこか!

 

須田:足りなかったら買おうと思うようにして、余ったら誰かにあげればいいし、そうやって余裕を持って考えるようになりましたね。

 

井上:やっぱり引き算が大事ですよね。沖縄にもヘアアイロンを持って行ったんですけど、結局使わなかったんですよね。

 

須田:だってメイクさんが持ってるじゃん。

 

井上:そうなんですよ! そういうことに行ってから気付いちゃうんですよ。なので二十歳になったしそろそろ直さないとって、沖縄で再確認させられましたね。

 

 

————浴衣のイベントで「大人の一面を出す」って話してましたもんね。

井上:なので徐々に荷物は減らしていこうかなと。

 

須田:でも、何でも持ってる女性は素敵ですけどね。絆創膏をパッと出せる女の子は可愛いもん。

 

井上:この前出して褒められたんですよ!

 

須田:ってなるとやめられなくなるでしょ?

 

井上:そうなんですよねー。

 

須田:褒められる快感あるでしょ? 爪切りや毛抜きを人に貸したときとかすごく褒められるんですよね。

 

 

————持ち歩いてないだろうなって思う物が出てきたら驚きますよね。

井上:みんなの「持ってたの!?」という反応がめちゃめちゃ嬉しいんですよ。自分がヒーローになったみたいで! でもほどほどに考えていきたいですね。

 

須田:肩がちぎれない程度にね。

 

 

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■「大人っぽい曲で魅せつけて『ハッ!』とさせたい」

————せっかくなので二十歳になってからの心境の変化とか抱負などを伺ってもよろしいですか?

井上:そうですね、自分が思っていた二十歳はめちゃめちゃお姉さんで、「大人以上の大人」というイメージがありました。いざ二十歳になってみると、想像していたよりも実感がなくて。でも、お母さんと過ごしてる会話の中で、自分も二十歳だから気を付けようとか、責任感を感じる度に「もう大人だからな」とか、もっと大人になろうという気持ちが芽生えてきました。食に関してもわさびとかも食べられちゃうし、カルボナーラにチリソースをかけて食べられるし、ピザにもタバスコとかかけられるようになったんです!

 

須田:味覚的な意味でね。

 

井上:一年前なんてお寿司にわさびは絶対に合わせちゃダメだって思っていたのですが、今はお寿司にわさびを絶対に付けないとダメです。それが美味しいので。

 

須田;おぉー、大人だ。

 

井上:それで成長してるなとは感じるんですけど、二十歳になったということで、大人な曲とかカッコイイ曲とかもやってみたいと思うようになって。私は年相応に見られないことが多くて、年下に見られることが多いからこそ、大人っぽい曲で魅せつけて「ハッ!」とさせられる人になりたいです。

 

 

————少し前ですが、日本ガイシホールのコンサートでやられていた『Dear J』は見ていて痺れましたね。

須田:すっごく可愛かったですよね? あんなに可愛い『Dear J』は初めて見た。透き通ってましたよね。

 

井上:ファンの方もすっごくびっくりされてて、『あんな曲もできるんだ!』って私のファンじゃない方が気になってトーク会に来てくださって、めちゃめちゃ嬉しくて。もっといろんな曲に挑戦して、曲やパフォーマンスで大人な一面を見せていけたらいいなって思います。

 

 

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■『片想いFinally』、幻のシーン

————ちなみに、須田さんの二十歳の頃のお話も伺いたいのですが、よろしいですか?

須田:二十歳の頃かー。何したかな?

 

井上:私知ってます! ポニーテールで黒髪で前髪がパッつんでした!!

 

須田:それはね、『恋するフォーチュンクッキー』の頃だから23歳ぐらい。

 

井上:あっ、じゃあ「SMAP×SMAP」に出演してたきの制服衣装は・・・。

 

須田;あれは『キスだって左利き』の頃だね。22歳のときかな。

 

井上:えー、そんなに大人だったんですか!? 全然見えなかったです!

 

 

————『オキドキ』の頃ぐらいですよね。

須田:そうですね!『片想いFinally』のMV撮影のときにはもう二十歳でしたから。あの頃は「大人になった!」って思ってたのに、MVでスクール水着を着ることになって、「二十歳なのにスクール水着なんだ」って戸惑ったんですよね。今は年齢関係なく制服を着たりするけど、当時は「これから大人になっていくぞ! 二十歳だから!!」って意気込んでいたので。
それとそのシーン、一種懸命やったんですけどMVではバッサリカットされてて・・・。そこしかソロシーンが無かったんですよね。密着に来てくださってた雑誌のオフショットが誌面に載っていたけど、MVにそのシーンは無いっていう。これが二十歳の一番の衝撃の思い出かな?

 

井上:そういえば『美しい稲妻』の頃はどうだったんですか!?

 

須田:あの頃は21歳だったね。

 

井上:そうだったんですね。私、ヤフオクドーム(現:福岡PayPayドーム)でAKB48さんの「真夏のドームツアー」を観に行ってて、スタンド席から見てたんですよ。そのときに上手と下手に分かれて各グループが順番に出てきて、SKE48の『美しい稲妻』で炎が上がってカッコイイなっと思ったのをめちゃめちゃ覚えてます。

 

須田:懐かしい。(会場に)いたんだね。

 

井上:はい! だから須田さんが横にいるって考えるとびっくりしますね。

 

 

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■「『身を引き締めて』、SKE48を引っ張っていけるように」

————さて井上さん、今作で『青空片想い』をセルフカバーするメンバーに選ばれましたね。今までにない初めての出来事だったと思いますが、心境はいかがですか?

井上:最初連絡が来たとき、『青空片想い』ってもうある曲だから何かの間違いじゃないかって思って、ポカンとした状態で振り入れの日を迎えました。その振り入れが終わった後にマネージャーさんから「今回のシングルで『青空片想い』のカバーをします。それがカップリングに入ります」と知らされて、そのときに初めて「そうなんだ!」ってびっくりしました。私は『青空片想い』がアラームにするぐらい好きなんです。でも、良い曲すぎて起きられないんですけどね。
大好きな曲をカバーするということで、驚きもあったし、私でいいのかなっていう不安もあったんですけど、スタッフさんから「今までSKE48を作り上げてくれた先輩ももちろん大事だけど、今のメンバーで披露する『青空片想い』は自分を大事にして、個性を出してほしい」って言われて、その言葉がすごく心に刺さりました。

MVもまったく同じ場所で撮影して全部再現したんです。現場に行くまで知らなくてびっくりして、セットも同じ作りだったので緊張しました。これまでたくさんの方に愛されてきた偉大な曲をやらせてもらえるということで、すごくいろんなことを考えたんですけど、任せていただいたからには全力を出していくしかないと思って、7人で始まる前に円陣を組んだりしました。
それで、MV撮影も青空を背景に撮ることがメインだったんですけど、空が味方してくれて、その日はすごく晴れて、みんなで今出せる全力は出せたなって思います。
選んでいただいたことに感謝して、この曲をきっかけに興味を持ってくださった方に、今のSKE48にはこんなメンバーがいるんだって、じゃあ他にはどんな子がいるんだろうって、入り口になれるようなパフォーマンスを7人で頑張りました。

 

————ちなみに、井上さんのポジションは?

井上:ポジションは珠理奈さんのところに立たせてもらってます。

 

須田;えーそうなの!

 

井上:カップリングにも選抜にも選んでいただいて、周りの方にも感謝ですし、二十歳になったということで一日一日を大切にして、チャンスを無駄にせずにこれからも次に繋げていけるように頑張ろうと思いました。『身を引き締めて』、SKE48を引っ張っていけるように頑張ろうって思いました。

 

須田:『気を引き締めて』、ね(笑)。美味しそうな感じになっちゃうよ。

 

井上:あっ・・・。『気を引き締めて』、自分らしく頑張ろうと思ったので、これからも意味のある存在になれるように頑張りたいと思います。

 

須田:今魅力しか出てないから大丈夫だよ。それが素敵だよ。

 

 

————ここ最近の井上さんは劇場でも絶好調ですよね!

井上:でもこのキャラになったのもSKE48のおかげというか。

 

須田:そうなの? 他にいないよ!?

 

井上:SKE48のメンバーはいろんな個性があって、みんな素を出してるなって思うんです。最初はあまり素を出せなくて、素を出せてるメンバーに憧れがあったんです。なので自分も一回殻を抜け出そうと思って、MCで喋ってたらいろんな人が笑顔になってくれて、飾らずに行こうと思って今に至るんですけど。

 

須田:自然体なんだね。

 

井上:自然体で居られるのは周りの環境のおかげなので、周りに感謝してこれからものびのびといきたいと思います。

 

須田:うんうん。一緒にいろんなバラエティ番組に出たいよ。絶対に面白いもん! しゃべってるだけでみんなが笑顔になれるじゃない? トーク系の番組とか一緒に出られたらいいな。

 

 

————個人的にですが、鈴木恋奈さんとまた共演してほしいですね。

須田:それは日本語通じないよ(笑)!

 

井上:任せてください! 私が引っ張ります!!

 

須田:漫才みたいになっちゃうよ。コントとか。でも面白そうだけど。

 

 

————それでは最後にファンの方へ向けてメッセージをお願いします。

須田:今回のシングルで一番楽しみなのが『青空片想い(2021 ver.)』で、私もMVを見るのがすごく楽しみなんですよ。当時からいる自分としては『青空片想い』の7人選抜は憧れの存在でしたが、今のSKE48ならきっと超えてくれると思います。「SKE48っていいな!」ってきっと振り向いてくれるシングルだと思いますし、表題曲の『あの頃の君を見つけた』の世界観も当時好きだった推しメンの姿を重ねてもらってもいいですし、自分の初恋の人を重ねたり、いろんな楽しみ方ができる層の厚い曲になっていると思うので、ぜひ楽しんでもらいたいです。

 

井上:今作は「新生SKE48」を見せられる曲だと思うので、新しい魅力に気付いてもらえたら嬉しいです。今回の新曲の振り付けが「思い出フィルターダンス」といって、シャッターを切るような振り付けがポイントになっているので、一つ一つの振り付けに注目して、またSKE48を大好きになってくれたら嬉しいです。

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