井上:最初連絡が来たとき、『青空片想い』ってもうある曲だから何かの間違いじゃないかって思って、ポカンとした状態で振り入れの日を迎えました。その振り入れが終わった後にマネージャーさんから「今回のシングルで『青空片想い』のカバーをします。それがカップリングに入ります」と知らされて、そのときに初めて「そうなんだ!」ってびっくりしました。私は『青空片想い』がアラームにするぐらい好きなんです。でも、良い曲すぎて起きられないんですけどね。
大好きな曲をカバーするということで、驚きもあったし、私でいいのかなっていう不安もあったんですけど、スタッフさんから「今までSKE48を作り上げてくれた先輩ももちろん大事だけど、今のメンバーで披露する『青空片想い』は自分を大事にして、個性を出してほしい」って言われて、その言葉がすごく心に刺さりました。
MVもまったく同じ場所で撮影して全部再現したんです。現場に行くまで知らなくてびっくりして、セットも同じ作りだったので緊張しました。これまでたくさんの方に愛されてきた偉大な曲をやらせてもらえるということで、すごくいろんなことを考えたんですけど、任せていただいたからには全力を出していくしかないと思って、7人で始まる前に円陣を組んだりしました。
それで、MV撮影も青空を背景に撮ることがメインだったんですけど、空が味方してくれて、その日はすごく晴れて、みんなで今出せる全力は出せたなって思います。
選んでいただいたことに感謝して、この曲をきっかけに興味を持ってくださった方に、今のSKE48にはこんなメンバーがいるんだって、じゃあ他にはどんな子がいるんだろうって、入り口になれるようなパフォーマンスを7人で頑張りました。
————ちなみに、井上さんのポジションは?
井上:ポジションは珠理奈さんのところに立たせてもらってます。
須田;えーそうなの!
井上:カップリングにも選抜にも選んでいただいて、周りの方にも感謝ですし、二十歳になったということで一日一日を大切にして、チャンスを無駄にせずにこれからも次に繋げていけるように頑張ろうと思いました。『身を引き締めて』、SKE48を引っ張っていけるように頑張ろうって思いました。