―そもそも、グループ結成のキッカケは何だったのですか?
NADiA:もともとは新人発掘オーディションで、個々にSNSなどで呼びかけられたメンバーが集まったことがキッカケです。だけどコロナ禍ということもあり、そのオーディションがなくなってしまって。そんな中でも、以前からYUYAとTOMOYAは同じオーディション番組に出演していたり、私とTAKARAくんは同じダンススタジオに通っていたり、NANAちゃんも共通の知り合いがいたこともあって、そんなに遠すぎない関係でもあったので、せっかく集まった5人で何かやりたいということから、グループを結成しました。
―皆さんが以前されていた活動から、グループ参加に至るまでの経緯を教えてください。
NANA:私は幼稚園の時からずっとダンスを習っていて、ダンサーになりたいという夢はあったのですが、免許があるわけでもないのでどこからがダンサーなんだろうと思っていて。いろいろなアーティストさんのバックダンサーはやらせていただいたのですが、バックダンサーは目立ってはいけないので、自分は前に出て目立ちたいなとモヤモヤしていた時期がありました。ちょうどそのタイミングでTHE SAVAGEを作るというお話をいただいたので、新しい世界に一歩を踏み出すチャンスだと思い、グループに参加させていただきました。
NADiA:私はおばあちゃんとお母さんがダンサーだったこともあり、小さい頃からダンスをしていて、とあるキッカケであるアーティストさんのツアーにバックダンサーとして参加させていただきました。一つのツアーで50公演くらいあって、50回同じパッケージをやる中でも、アーティストさんの表現方法は唯一無二だし、それを間近で見て、自分を表現できる素晴らしさを勉強させてもらいました。また、私は小学校の卒業アルバムに“貧しい人を助けたい”と書くくらい、支援というものに興味があって。EXILEのÜSAさんがダンスを通して支援の活動をされているのを見て、私も自己表現を通してたくさんの人を幸せにできるようなアーティストになりたいと思い、お話をいただいたTHE SAVAGEに参加させていただきました。
TAKARA:僕は中学3年生までサッカーをやっていたのですがプロの選手にはなれないと思っていて、高校卒業とともにサッカーを辞めました。これから何をしようかと迷っていた時、高校の友達がダンスに誘ってくれて、駅前でやっていたダンスバトルを見た時にかっこいいと思い、興味本位で始めました。そこからは本当に人生が変わって、毎日8時間くらいダンスをやっていましたね。その後は、世界一を獲ったダンサーでもあるDA PUMPのKENZOさんのレッスンに通って、世界一になったら表舞台に立てるということをイメージしていました。大学卒業後には世界一になれたのですが、世間の人は僕のことを知らないという現実で。KENZOさんは人に影響を与えているのに、僕は世界一になっても自分のためばかりだなと思ったんです。やっぱり人生を変えてもらったダンスで人に影響を与えるようになりたいという想いがあったので、そのためにはメディアに出ようと思い、グループに参加をしました。
TOMOYA :僕もずっとやっていたサッカーを辞めたタイミングで、何かかっこいいことはないかなと思い、芸能人になりたいという想いはあったので、自分が得意な歌で勝負しようと決めました。そんな時、ちょうどオーディション番組の話があり、応募をしたらたまたま残ることができて。そのオーディション自体は途中で脱落してしまったんですけど、その後にTHE SAVAGEのお話をいただいて、参加した感じです。
