2020.01.18 公開
SKE48 高柳明音、ソロ曲『青春の宝石』に込めた未来の自分。 アイドル11年を駆け抜けた“みんな”との絆

高柳明音  画像 1/1


──明音さんから見てファンのみなさんの印象は?
高柳「今でも鮮明に覚えているんですけど、もともとAKB48のメンバーが好きだったけど私に興味を持ってくれた方がいたんです。改めて考えると握手会で私に会いに来てくれる方は誰かから流れてくる事が多くて。振り返ってみれば私がSKE48への“入り口”になってたんだと最近思うようになりました。卒業発表してからますます実感する場面が多かったですね、ツイッターでも『明音さんを見ていなかったら、アイドルを追っかけていなかった』ってリプライが来る事が多くなって、始まりとかは関係なく、行きたいから来てくれて、そのまま長く応援してくれて、振り返ると入り口だったんだって後から気づくものなんだなと知れて。感慨深いですね」


──改めて伝えたい事はありますか?
高柳「推し変されたらやっぱり傷付きますよね(笑)。私はすごく親しいと思っていたのに、そっち行っちゃうんだって。人と人との関わりなので。みんなは私が忘れているんだろうなって思ってるみたいですけど、覚えてますからね!顔は覚えてるし、あの時こんな話をしたなっていうのも記憶にあるので」

──覚えてもらえているのかという不安は確かにあると思いますね(笑)

高柳「やっぱり言葉で伝えないとダメですね。無意識に『覚えてるよ』って伝えているつもりだったんですけど、伝えきれていなかったんだなって。でも、最近は『ちゃんとあなたの事を知ってるよ』と伝えるようにしたら、みんな自信を持って感動して帰っていきます(笑)」



──今まで印象的なファンの方とのエピソードはありますか?
高柳「私がSKE48に入ってすぐの頃から「明音ちゃんが好き!」って言ってくれていた中学生の女の子がいたんですけど、ある時からぱったりと握手会に来なくなったんですね。自分の道を歩んでいるんだろうなって思ってたら、今年名古屋でSKE48のカメラマンとして再会したんです!『アイドルを自分の手で撮りたくて写真の勉強をしていて、今回決まったんです!』って言ってくれて写真を撮ってもらったんですけど、感慨深かったですね。他にも新幹線が好きだって言っていた子がいて『夢叶うといいね』って握手会で話していたんですよ。数年経って仕事で乗っていた新幹線の車掌さんとして現れて再会しました。応援してくれていた人が自分の夢を叶えている姿を見られたのは感動的でした。自分という存在が誰かの助けになれる事は簡単な事なじゃないのですごいなって思います」

──たくさんの方に影響を与えてきたんですね。
高柳「SKE48のファンの方同士で結婚された方のお子さんの名前が“明音”だったり、その子が大きくなっていく姿を握手会で見せてもらってるんです。日頃から私は『この世に生まれた“明音ちゃんの人生に恥じない生き方を歩まなくちゃいけない』と思ってます。いつかその子が“明音”という名前の理由を親に聞いた時に、恥ずかしくない理由の人でありたい。生まれてきたくれた子たちや、私の名前を付けてくれたお父さん、お母さんのためにも、間違った人間として生きてはいけないと思っています。私自身も明音という名前は大好きで付けてくれた事を親に感謝しているので、その子たちが幸せになる事をこの先も願っています」


──ありがとうございます。それでは最後に新曲「ソーユートコあるよね?」の話を。
高柳「もうしないのかと思ってました(笑)。この曲は私の最期のシングルというより、あかりん(須田亜香里)の初センター曲でもあるし、SKE48としてこれからも進んでいく中の一曲なのでしんみりとは捉えてないですね。みんなで一緒に盛り上げようという意識で挑んでます」


──最後のシングルと聞いて「高柳明音にセンターを」という声はたくさんあがってましたね。
高柳「後から私のファンの方だけでなく、SKE48のファンの方たちが『明音ちゃんがセンターに立つ姿を見たかった』と言ってくれてる事を知りました。期待に応えられなかったのは自分の努力不足だし仕方なのない事ですが、そう思ってくれてた事は嬉しかったです」

──楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。
高柳「この曲は『今が一番楽しい』という思いで聞いて欲しいです。SKE48にとっては久々にできた『オキドキ』のような明るい楽曲で、振り付けもDA PUMPのTOMOさん、U-YEAHさん、KENZOさん、DAICHIさんに担当して頂いたのでキャッチーだし、みんなで楽しめる一曲になったらいいなって思います」


(※インタビューの収録は2019年12月に実施いたしました)

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