―それは以前の“聖母”キャラが変わらないってことですか?(笑)
元々の自分の性格みたいなものは変わらないですが、グループの看板が外れて1人で仕事をしていくことに対して意識の変化はあると思います。女優として、自分自身の言葉で発信していくことや自分という人間を知ってもらうことの大切さを、これまで以上に意識するようになりました。
―やっぱりグループではなくて1人になるっていうのはやっぱ凄い今までとは違う感じがありますよね。
そうですね。本当に環境や人との出会いによって、変化するものだなと思います。これは私だけではなく、どの世界にいる人にも通じることだと思うのですが、環境が人を育てるというのは本当だと実感しています。その場所が違うだけで、見えてくるものが全く変わってきたというのはグループを出てみて初めて分かったことでした。
―女優として2019年さらに目指していきたい方向性は?
2019年、本当にありがたいことに1月から『ボロ宿』と『まんぷく』で、朝と夜と全く異なるテイストのドラマを皆さんに見て頂くことが出来て嬉しいです。そして4月からは映画『愛がなんだ』と『空母いぶき』公開や、朗読劇の上演もあります。2019年もまだ始まったばかりですが、この1年間に限らず長い目で見て、いま目の前にあるものごとに自分の出せるすべてで向き合い、積み重ねていきたいです。何年何十年後かに振り返った時に、あ、こんなに道が出来ていたなとか、こんなに沢山の人と出会うことが出来たんだなっていう、なりたい自分になるために頑張りたいという気持ちが大きいです。
―今後こんな役がやりたいとか、演じてみたい役柄はありますか?
4月公開の『愛がなんだ』で今泉監督とご一緒したのは2回目でしたが、1回目の『パンとバスと2度目のハツコイ』とは全く違う役柄をいただけたことがとても嬉しかったです。『愛がなんだ』でまた違う自分を見せることが出来ましたし、これからも型にはまらず色んな役にチャレンジしていきたいです。こういう役を演じさせてみたいと思われる女優になりたいですし、今後は時代劇も挑戦してみたいです。