2018.11.22 公開
シンガーソングライター・BENIにインタビュー。3年半ぶりのアルバム『CINEMATIC』からツアーへの意気込みを語る。

BENI ※提供写真  画像 1/3

11月28日(水)に約3年ぶりとなるオリジナルアルバムをリリースするBENIに、WWSチャンネルではインタビューを実施した。インタビューでBENIはアルバムの聴きどころから、年末年始にかけて行われるツアー『BENI“CINEMATIC”LIVE TOUR 2018-2019』への意気込みを語ってくれた。

 

シンガーソングライター・BENIにインタビュー。3年半ぶりのアルバム『CINEMATIC』からツアーへの意気込みを語る。BENI ※提供写真  画像 2/3

 

Q. 11月28日にリリースされるアルバム『CINEMATIC』はどのような作品になっていますか?


約3年振りとなるオリジナルアルバムです。この3年間たくさん曲作りをしてきたのですが、今回のアルバムにはその中から選ばれた楽曲たちが収録されています。アルバムに入る候補の曲を並べた時に、全曲共通して強いコンセプトを持っていたんですよね。もともと個人的にも映画が大好きで、違うアングルからの表現の仕方とか、何かを考えさせられるような結末とか、そういった要素をアルバムに落とし込みたいと思って、決まったコンセプトが“映画”だったので『CINEMATIC』というアルバムになりました。

 

Q. 1曲1曲違う映画を観ているような感覚になりました。


それぞれの曲で、その曲の主人公になったような気持ちでレコーディングに臨みました。どういうキャラクター設定で、どういう声で歌ったらいいのかというのは、全体を通してというよりも1曲単位で作り上げました。だから声質とか歌いまわし、表現の仕方は1曲1曲で結構違うと思います。

 

Q. 楽曲の主人公はどれもBENIさんなのですか?


はい、そうですね。私なんですけど、インスピレーションはいろいろなところからきています。例えば『No one else like you feat. Michael Kaneko』とかは、すごくケンカを繰り返すようなカップルの仲直りソングだったり。映画を観て影響されて作った曲もありますし、それぞれの曲のインスピレーションは違っても、結局歌っている時に嘘がないように……。私が主人公になるという気持ちで、その曲のキャラクターに入り込んでいきましたね。今回の作品はそういうちょっとした装飾がポイントかなと思います。

 

Q. MV3部作として公開された『Chasin’ feat. IO』、『PULLBACK』、『Last Love Letter』は、まるで映画のようなMVが話題になっていますが、このMVはどのように制作されたのですか?


今回は映像にもすごくこだわりました。まずは『Chasin’ feat. IO』をベースに、内容がリンクするようなストーリーのMVを考え始めました。いろいろな曲をレコーディングしていたので、『Chasin’ feat. IO』から生まれるアイデア、ストーリーの流れを考えていくうちに「『PULLBACK』がここにハマるね」とかっていう流れになって。「最後は『Last Love Letter』で締めたいね」っていうのは、MV制作と同時で考えていった感じです。だから映像のために作り上げたというよりも、もともとあった曲たちを、どうやってMVにハメていくかという流れでした。

 

Q. 楽曲のみで聴いた印象と、MVの映像を観ながら聴くのとでは印象がガラッと変わったのですが、そういった狙いもあったのですか?


まさにありました。やっぱり楽曲に映像がくっつくと、その曲への入り方が全然違うじゃないですか。いわゆる映画の挿入歌とかも、もともとずっと聴いていた曲でも、その映画の中で流れるシチュエーションとかで、印象は変わるものだと思っていますし。だから今回は普通に曲をリリースして“あとはご自由に”というのではなくて、敢えてそこにドラマをくっつけたんです。それもすごく極端な表現をしてみたりとか。私も実際そういう衝撃的なシーンが好きなので、そういった新しい聴き方、観方をしてもらいたくて、こういったMVを制作しました。

 

Q. アルバム『CINEMATIC』を引っさげて行われるツアー『BENI“CINEMATIC”LIVE TOUR 2018-2019』はどのようなライブになりそうですか?

本当にいろいろなシーンやキャラクターが登場するアルバムなので、一つ一つをもとのイメージ通りに表現していったらとんでもないことになりそうで(笑)。それを一つのステージに落とし込むこと、どうやって皆さんに届けるのかを今絶賛考え中です(笑)。演出だったりとか、目でも耳でも楽しめるようなことは考えているので、今までにないライブにしたいなと思っています。

 

Q. BENIさんのライブの一番の魅力は何ですか?

その時にしかない空気感をすごく大切にしたいと思っていて。だから同じツアーの中でも同じライブは1回もないと思っています。今回も同じツアーの中でも“絶対にこれはこの形で同じことをしよう”というのは決めていなくて、結構フィーリングを大切にしています。だから例えば同じツアーのライブに何回来ていただいても違う楽しみ方ができると思いますし、もちろん聴かせる時は聴かせますし。結構ライブ感のあるようなセッションや、ダンスもありますし、衣装もすごくこだわって作っています。いろいろな面で、いろいろな感覚を刺激されるようなライブなんじゃないかなと私は勝手に思っています(笑)。いつ何回来ても、また新しい楽しみ方ができるように工夫していますね。

 

Q. 今回のツアーで一番楽しみにしていることは何ですか?

新しいアルバムをどうやって見せるかっていうのは、毎回同じくらいワクワクしますね。初めてステージで表現する曲というのは、自分の中でもはっきりイメージを決めていなかったりするんですよね。とにかくしっかりとアルバムのコンセプトが伝わるように、いろいろとこだわって毎回作っています。

 

Q. 『BENI“CINEMATIC”LIVE TOUR 2018-2019』への意気込みをお願いします。

今回のツアーはライブハウスもあればホールもあったり、全然違う会場の空気感があるので、同じツアーの中でもまた違った見え方ができると思います。あとは年末年始でちょっとオフモードな感じの皆さんとの、新しい楽しみ方をしたいです。年末年始をツアーでまたぐというのは今までなかなかなかったので、また違う空気感になりそうで楽しみです。みんなで会場で盛り上がりましょう!

 

Q. 2018年もあと少しで終わりますが、BENIさんとって2018年はどんな年でしたか?

アーティストとしては、いろいろな形のコラボレーションができた年でした。人と人の気持ちが音楽という形に変わって生まれて、とても良い経験になったと思います。ソロアーティストなので制作していて孤独を感じたりすることもあるんですけど、いろいろなコラボレーションはみんなで作り上げていく感じも本当に楽しかったですね。

 

Q. ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

いつも応援してくださってありがとうございます。大変長らくお待たせしました。やっとこの3年振りのオリジナルアルバムをリリースすることができました。本当に映像も音も一つ一つにこだわって作っているので、是非パッケージとしてフルに浸ってエンジョイしていただけたら嬉しいです。

 

 

シンガーソングライター・BENIにインタビュー。3年半ぶりのアルバム『CINEMATIC』からツアーへの意気込みを語る。BENI ※提供写真  画像 3/3

 

■ライブ情報
BENI “CINEMATIC”LIVE TOUR 2018-2019」
2018年12月14日(金)【宮城】仙台darwin
2018年12月16日(日)【岡山】CRAZYMAMA KINGDOM
2018年12月22日(土)【愛知】名古屋ボトムライン
2018年12月23日(日)【北海道】札幌PENNY LANE24
2018年12月29日(土)【福岡】DRUM LOGOS
2019年1月5日(土)【東京】日本青年館ホール
2019年1月12日(土)【大阪】NHK大阪ホール

 

■CD情報
【初回限定盤(CD+DVD+フォトブック)】 UMCK-9976 \4,200(+tax)
【通常盤(CDのみ)】 UMCK-1611 \3,000(+tax)

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