2018.11.22 公開
シンガーソングライター・BENIにインタビュー。3年半ぶりのアルバム『CINEMATIC』からツアーへの意気込みを語る。

BENI ※提供写真  画像 1/3

Q. 1曲1曲違う映画を観ているような感覚になりました。


それぞれの曲で、その曲の主人公になったような気持ちでレコーディングに臨みました。どういうキャラクター設定で、どういう声で歌ったらいいのかというのは、全体を通してというよりも1曲単位で作り上げました。だから声質とか歌いまわし、表現の仕方は1曲1曲で結構違うと思います。

 

Q. 楽曲の主人公はどれもBENIさんなのですか?


はい、そうですね。私なんですけど、インスピレーションはいろいろなところからきています。例えば『No one else like you feat. Michael Kaneko』とかは、すごくケンカを繰り返すようなカップルの仲直りソングだったり。映画を観て影響されて作った曲もありますし、それぞれの曲のインスピレーションは違っても、結局歌っている時に嘘がないように……。私が主人公になるという気持ちで、その曲のキャラクターに入り込んでいきましたね。今回の作品はそういうちょっとした装飾がポイントかなと思います。

 

Q. MV3部作として公開された『Chasin’ feat. IO』、『PULLBACK』、『Last Love Letter』は、まるで映画のようなMVが話題になっていますが、このMVはどのように制作されたのですか?


今回は映像にもすごくこだわりました。まずは『Chasin’ feat. IO』をベースに、内容がリンクするようなストーリーのMVを考え始めました。いろいろな曲をレコーディングしていたので、『Chasin’ feat. IO』から生まれるアイデア、ストーリーの流れを考えていくうちに「『PULLBACK』がここにハマるね」とかっていう流れになって。「最後は『Last Love Letter』で締めたいね」っていうのは、MV制作と同時で考えていった感じです。だから映像のために作り上げたというよりも、もともとあった曲たちを、どうやってMVにハメていくかという流れでした。

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