規格外食材を扱ったアップサイクルマルシェ「Under The Tree」が2021年10月30日(土)に新宿御苑・プラタナス並木で開催され、女優の高橋メアリージュン、モデルでフードコーディネーターの近藤しづか、モデルをはじめSDGsに根差した環境問題など様々な活動に取り組む西内ひろが参加した。
【写真】アップサイクルマルシェ「Under The Tree」に参加した高橋メアリージュン(2枚)
規格外食材とは、見た目や大きさ等が市場流通の規格に合わないとの理由で消費者の手に届かない野菜や果物などのことで、市場流通の過程で消費地の市場に到着する前に傷がついたり、変形するなどしたため中身は同じなのに同等の価格で卸売販売できず、結果として消費されることがない商品などをさす。「アップサイクル」は、使わなくなった物を再利用するだけでなく、アイデアで新しいものに作り替え、価値を高める=アップさせること。
同マルシェは、高橋メアリージュン、ソーシャル領域の課題解決を中心とした広告代理業や企業の広報コンサル業、PR業に取り組む株式会社コクーンラボ(代表取締役:釜石剛)及び、食品ロスを考えるサイト「フリフル」( https://sustainable.furifuru.com/action)を運営する株式会社Day1(代表取締役:坂口龍也)の3者が、国立公園の情報発信拠点でもある新宿御苑を会場に、全国の国立公園のある県域での農家と連携し、趣旨に賛同する著名人らと共に「フードロス」への新たな提案を行うことを目的に企画された。
秋晴れの空のもと、新型コロナウイルス感染症の対策を徹底し、朝9時から開催されたマルシェでは、ニンジン、トマト、小松菜、ほうれん草、かぼちゃなどの野菜が並び、訪れた人たちは、まずその価格の安さに驚き、安い理由を説明してくれる出品者たちの話に、熱心に耳を傾けた。
会場では、同マルシェの実行委員に名を連ねる高橋メアリージュンと近藤しづか、西内ひろらが参加したトークショーも行われた。
高橋は、昨年11月に、同じ会場となる新宿御苑・プラタナス並木で行われたサスティナブルなファッションショーに足を運んだ際、近藤しづかと再会、それまではあまり意識することがなかった「フードロス」について詳しく話を聞いたことがキッカケで、「フードロス」の問題に関心を持つようになったエピソードを語った。
「フードロス」の問題を真剣に考えるようになった高橋は、「私もそうだったのですが、『規格外食材というものをまだよく知らない方は多いのでは』と思いましたし、『知ってほしいな』と思い、SNSで発信しました」と述懐。近藤は、「メアリーが『何かみんなでやろう』と声を上げたことがキッカケです」と声を弾ませた。
