メンバーとコレオグラファーは、フォーメーション、それぞれの振り、顔、手、足の角度などをいつも以上にシビアに考え、振り付けの精度を高める単純作業を繰り返し、映像スタッフはTPDのダンスに適合する映像の作成に精力を傾けた。
メンバー6人は会場でのリハーサル中、客席からステージがどう見えるのかを半分ずつに分かれて確認しあったりしながら、いままでにない体験にワクワクした様子だったという。
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メンバー全員(高嶋菜七、上西星来、櫻井紗季、浜崎香帆、脇あかり、橘二葉)のソロ・ダンスをフィーチャーするオープニング曲「Neo Elements」から、“VR効果”は抜群だった。さまざまな光がメンバーや客席を包み、壁や天井も含めたシアター全体を照らし出す。
白のブラウス、黒のスカートというモノトーンの衣装と、カラフルなライトが雄大なコントラストを描きながら目に飛び込んでくる。続く最新シングル曲「Shapeless」は、まさにこの場にぴったりのセレクション。イントロ部分の無機質的な振り付けで特に際立つ“AI感”“ロボット感”が、シアター独自の演出を得て、さらにリアルに伝わってくる。まるでSFの街に紛れ込んだような気分になったのは、ぼくだけではないはずだ。
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人気曲「逆光×礼賛」、「TIME」が新体制TPDで披露されたのは今回が初めて。4月19日のワンマン公演を最後に9人から6人になったのだが、個人的には「人数」よりも「奇数が偶数になったこと」が曲の見せ方に大きく影響しているように思えた。この2曲は、新しいフォーメーションによって、確かに新たな魅力を得た。続いて、このライブのために作られた「Honey! Come Come!」~「Kiss × Bang Bang!」~「現状打破でLove you」のキュートなメドレーゾーン。
