2018.08.27 公開
身体を痺れさせるブルージーなダンスロックナンバー『懸命ブルース』の登場だ。挑みかかるように、メンバーたちは歌声を突きつける。背伸びした妖艶さが、ドキドキとした刺激を沸き起こす。どこか小悪魔な匂いをあえて醸しだす姿に、観ている側はハラハラせずにいれない。何より一緒に気持ちを高ぶらせ、拳振り上げ熱気をぶつけずにいれなかった。
これまでの挑戦的なステージングから色を変えるように、こぶしファクトリーが届けたのが『未熟半熟トロトロ』。その歌は、会場中に明るい光のシャワーを降り注いでゆく。メンバーも満面の笑顔で、気持ちの奥底から沸き上がる楽しいパワーを歌の光に変え、たっぷり届けてくれた。「君が嬉しい涙流すとき 拳上げて一緒にジャンプ」と歌う声に合わせ、会場中の人たちも笑顔で飛び跳ねた。
こぶしファクトリー ©@JAM EXPO 2018  画像 4/4
最後にこぶしファクトリーは、溜め込んだ気持ちを一気に解き放つように『シャララ!やれるはずさ』を歌唱。センターステージとメインステージに分かれ歌うメンバーたち。場内に生まれた「シャララ」や「オーオーオー」の合唱。誰もがメンバーたちと一緒に心無邪気にはしゃいでいた。いや、共に騒がなきゃもったいない。だって、こぶしファクトリーが僕らに笑顔を授け、こぶしを突き上げさせてくれたのだから。
( 取材/文:長澤智典/ 写真:安藤龍之介)
『@JAM EXPO 2018』8月25日公演「ストロベリーステージ」
【こぶしファクトリー・セットリスト】
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