2018.07.14 公開
「もう、先代の曲のリアレンジ・ヴァージョンは聴けなくなるのだろうか・・・」、筆者はうっすらそう思いながら家路についたものだ。しかしそれは杞憂だった。「CATCH!!」や「WEEKEND PARADISE」も、近未来風のサイバーサングラスをかけて歌い踊る「東京ハッカーズ・ナイトグルーヴ」もしっかり聴かせてくれた。9人でパフォーマンスしていたときのフォーメーションを練り直し、歌割りを再考し、練習を繰り返した結果、6人は、目にも耳にも鮮やかな、ただ幸せな時間だけを届けてくれた。
東京パフォーマンスドール(Photo by Jumpei Yamada) 画像 4/26
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中盤では各メンバーが“個”の魅力をアピールしまくる。ダンスを得意とする浜崎香帆と橘二葉がバキバキに踊る「BURN ME OUT」は前述の5周年公演で大評判だった一曲。またバイリンガルのリーダー・高嶋菜七はソロで英詞の書き下ろし初披露ナンバー「be alright」を歌う。代表的ソロ曲「Darlin'」と同じく、失恋をテーマにした作品とのこと。ライトブルーのシックなドレスが、ブルーな歌詞に調和する。三井ホールで彼女の歌うテイラー・スウィフトの曲を聴いたときにも思ったのだが、最近の高嶋は特に輝きまくっている。
NHKの朝ドラ『半分、青い。』に出たのも記憶に新しいところに、9月からは舞台『タイヨウのうた~Midnight Sun~』にも登場と、まさに乗りに乗っている彼女の絶好調ぶりがこの日のステージからも伝わってきた。
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