5月19日（土）、尚美バリオホールにてSKE48・高柳明音のラジオ番組「高柳明音の生まれてこの方」（ラジオ日本）の公開収録イベントが行われた。
スペシャルゲストとして元SKE48のメンバーである大矢真那を迎え、SKE48時代の思い出話や2人が考えるアイドル像について、またSKE48のメンバーでプライベート旅行を計画していたことなど、約2時間のトークに花をさかせた。
（※公開収録の模様は、5月26日と6月2日にオンエア予定）

トーク中にはいよいよ来月16日に開催となる「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙」についても触れ、昨年15位で選抜入りを果たした高柳は「"2年連続選抜入り”というのは経験がないので、正直不安やプレッシャーもあるんですけど、ランクアップを予想してくださっているファンのみなさんやメディアの方も多くて、そんなみなさんの期待に応えたいです」と堂々と宣言。また、“TOP10入り”した場合は「高柳明音のリクエストアワー（ファン投票によって選ばれた楽曲をランキング形式でパフォーマンスするライブイベント）」と、掲げている公約をイベントへ集まったファンへ改めて伝えた。

番組収録後には約30分に渡るアフタートークも行われ、「世界選抜総選挙」についてさらに深く、またSKE48に対する熱い思いも語られた。その中で先日公開された総選挙ポスターについて「今回は『今が1番楽しい』をテーマにつくっています。
決して“今だけが楽しい”と言っている訳ではなくて、昔のSKE48も楽しかったし、素敵な思い出もたくさんある。もちろん、辛かった時、苦しかった時もあったけど、そんな色々な経験してきた昔があるからこそ今がある訳で‥‥‥。だから『今が1番楽しい』って思える毎日にしたいね！って。そんな気持ちが込められています」と背景を物語り、また、ビジュアルについても「楽しさが伝わればいいなと思って、たくさんの私がいるポップな感じにしました」とアイデアを披露した。

今年の総選挙はSKE48にとっても、高柳にとっても意味のある選挙だ。開催場所は地元・名古屋にあるナゴヤドーム。そして、今年はSKE48も結成10周年の記念すべき年だ。高柳は「SKE48は勝ちにいかなくちゃいけない！」と改めて鼓舞し、「私は私が掲げた目標を達成するために頑張るし、前回の総選挙で悔しい思いをしたSKE48のメンバーも1人でも多く選抜入りして欲しい。今回の『世界選抜総選挙』で、SKE48がしっかりと結果を出して、ナゴヤドームを最高の場所にする。そしてSKE48が目標としている単独でのナゴヤドームライブを実現したいです」と熱いコメントを残した。

SKE48・高柳明音  画像 2/2

高柳の悲願である"2年連続選抜入り”という挑戦。『世界』という枠にまで裾野が広がった今年の総選挙では決して楽な道のりではないだろう。だが、高柳が立ち上がるとき彼女の想いの強さを歴史が証明している。第3回総選挙で「私たちに公演をやらせてください！」とプロデューサー・秋元康氏に直訴したランクイン後のスピーチ。個人の戦いの場でチームKⅡのために行った行為が、その場にいた当時のメンバーの言葉や気持ちを代弁し、バラバラなピースのように離れていたチームは再び1つに結束した。そうして生まれたチームKⅡのオリジナル公演「ラムネの飲み方」公演はメンバーやファンと多くの人々に愛される神公演となった。

高柳の過ごした9年というSKE48での時間はたくさんの想いに彩られている。
それを代表するのが昨年の「AKB48グループ感謝祭〜ランクインコンサート〜」で歌った1曲『兆し』であり、高柳にとっては「今までの自分のストーリーのなかで。最も重要なページ。全てはこの曲に詰まってる」とブログで綴っている。再び『兆し』の衣装でポスターやアピールコメントに挑んだ高柳の本気度は誰にでも伝わるはずだ。

まもなく投票が開始される「世界選抜総選挙」。7年前とは違い夜明けが来るのを待つのではなく、『今が1番楽しい』を掲げて前へ前へと突き進む高柳の飛躍が今から楽しみだ。